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テテ (モザンビーク)

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テテ(Tete)は、モザンビーク北部の都市。テテ州の州都である。人口152,909人(2007年)。


ザンベジ川右岸に位置し、ザンベジ川地方最大の都市である。テテとは「」を意味する。標高が低く風の通りにくい渓谷に位置するため、モザンビークで最も暑い都市といわれる。近隣で産出する石炭などの鉱物資源トウモロコシ綿花キャッサバタバコなどを集散する商業都市である。

テテはスワヒリ商人の交易基地として重要であったが、大航海時代に入りポルトガルがモザンビーク沿岸地方に進出すると、1531年、上流にあったモノモタパ王国との交易基地としてモザンビーク島からやってきたポルトガル人がテテの街を建設した。

市の北東には2.4kmの滑走路を有する、テテ・チンゴジ空港IATA:TET、ICAO: FQTT)があるほか、ポルトガル植民地時代の1973年に完成した、全長1kmのテテ吊橋が主要インフラとなっている。