セッツァー・ゴーズ・インストゥル-メンタル

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セッツァー・ゴーズ・インストゥル-メンタル
ブライアン・セッツァースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックンロールロカビリーブルーグラスインストゥルメンタル
時間
レーベル サーフドッグ・レコード
プロデュース デイヴ・ダーリング、ブライアン・セッツァー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 141位(日本[1]
  • ブライアン・セッツァー アルバム 年表
    レッド・ホット&ライヴ!
    (2007年)
    セッツァー・ゴーズ・インストゥル-メンタル
    (2011年)
    ロカビリー・ライオット!ライヴ・フロム・ザ・プラネット
    (2012年)
    テンプレートを表示

    セッツァー・ゴーズ・インストゥル-メンタル』(原題:Setzer Goes Instru-MENTAL!)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ブライアン・セッツァー2011年に発表したスタジオ・アルバム。自身初のインストゥルメンタル・アルバムである[2][3]

    背景

    当初は歌詞のある新曲を7曲作っていたが、たまたま「ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー」をギターで弾いたところ「とてもクールだ」と感じ、インストゥルメンタル・アルバムを作ることにしたという[3]

    オリジナルの新曲「ゴー・ゴー・ゴジラ」は、当初はリヴィング・エンドのクリス・チェニーに提供するために作られた曲だが、最終的にはセッツァー自身が録音し、この曲は2011年公開の映画『ソウル・サーファー』のサウンドトラックに提供された[4]。「ロンサム・ロード」は1927年に作曲されて以来、多くのアーティストが取り上げてきた曲だが、セッツァーはボビー・ダーリンのヴァージョンを参考にし、その上でロックンロールのリズムとジャズ・ギターを融合したという[5]

    反響・評価

    ビクターエンタテインメントから先行発売された日本盤CDは、オリコンチャートで141位を記録[1]。アメリカでは『ビルボード』でチャート入りを果たせなかったが、第54回グラミー賞では本作が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞にノミネートされた[6]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、「このアルバムについて最も良い所は、セッツァーがどれほど完成されたルーツ・ギタリストであるかを立証する速いピッキングに、正面切って焦点を当てたことだ」と評している[2]

    収録曲

    特記なき楽曲はブライアン・セッツァー作。

    1. ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー - "Blue Moon of Kentucky" (Bill Monroe) - 4:18
    2. チェロキー - "Cherokee" (Ray Noble) - 3:15
    3. ビー・バップ・ア・ルーラ - "Be-Bop-A-Lula" (Tex Davis, Gene Vincent) - 4:24
    4. アールズ・ブレイクダウン - "Earl's Breakdown" (Earl Scruggs) - 1:53
    5. ファー・ノアール・イースト - "Far Noir East" - 3:44
    6. インターミッション - "Intermission" - 3:15
    7. ゴー・ゴー・ゴジラ - "Go-Go Godzilla" - 3:37
    8. ロンサム・ロード - "Lonesome Road" (Gene Austin, Nathaniel Shilkret) - 2:10
    9. ヒルビリー・ジャズ・メルトダウン - "Hillbilly Jazz Meltdown" - 2:39
    10. ホット・ラヴ - "Hot Love" - 2:51
    11. ピックポケット - "Pickpocket" - 2:33

    参加ミュージシャン

    脚注