ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン

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ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン
The Dillinger Escape Plan
ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン(2014年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニュージャージー州モリス
ジャンル メタルコアマスコアエクスペリメンタル・ロックプログレッシブ・メタルグラインドコア(初期)
活動期間 1997年 - 2017年
レーベル シーズン・オブ・ミスト
リラプス・レコード
共同作業者 コヒード・アンド・カンブリア
マイク・パットン
公式サイト www.myspace.com/dillingerescapeplan
旧メンバー ベン・ワインマン
ライアン・ウィルソン
グレッグ・プチアート
ビリー・ライマー
ジェイムス・ラヴ
クリス・ペニー
ディミトリ・ミナカキス
ジョン・フルトン
ブライアン・ベノワ
ジェフ・タトル
アダム・ドール
デレク・ブラントリー
ギル・シャロン
2008年ブダペストにて

ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン[1]The Dillinger Escape Plan)は、アメリカニュージャージー州モリスで1997年に結成されたハードコアバンドボストンコンヴァージ等と共に現在のハードコア・シーンを牽引する存在として知られる。バンド名はアメリカの有名な銀行強盗ジョン・デリンジャーに由来する(Dillinger Escape Plan = デリンジャーの逃亡計画)。

初期は一般的なハードコアを演奏していたが、次第にジャズフュージョンエレクトロニカ等の要素を取り入れ、高度な技術をもって、展開の激しいマスコアを演奏するようになる。その前衛的な音楽性はハードコアファン以外からも注目を集めていたが、2017年に解散。

メンバー

最終ラインナップ

現在唯一のオリジナルメンバー。前身バンドArcaneのメンバー。ナイン・インチ・ネイルズシステム・オブ・ア・ダウンのステージに飛び入りすることがある。2011年、マストドンのブレント・ヒンズ、元ジェーンズ・アディクションのエリック・アベリー、元マーズ・ヴォルタのトーマス・プリジェンらとスーパーグループ、ジラフ・タング・オーケストラを立ち上げた。
  • ライアン・ウィルソン (Lian Wilson) - ベース (1999年-)
  • グレッグ・プチアート (Greg Puciato) - ボーカル (2001年-)
元々はファンだった。激しいシャウトだけでなくクリーンヴォイスもこなす。ソウルフライのアルバム等、ゲスト参加も多い。
  • ビリー・ライマー (Billy Rymer) - ドラム (2009年-)
サイドプロジェクトにNK(以前は「North Korea」というバンド名で活動していたが後に「NK」へと改名)がある[2]
  • ジェイムス・ラヴ (James Love) - ギター (2004年-2006年、2012年-)

旧メンバー

オリジナル・メンバー。前身バンドArcaneのメンバー。現在はコヒード・アンド・カンブリアのメンバー。モダン・ドラマー・フェスティバル2010に出演した。
  • ディミトリ・ミナカキス (Dimitri Minakakis) - ボーカル (1997年-2000年)
オリジナル・メンバー。前身バンドArcaneのメンバー。ニュージャージー出身のギリシャ系移民。デザイナーの仕事に専念するため脱退した。『アイア・ワークス』のオープニングトラック「Fix Your Face」にゲスト・ボーカルで参加したほか、いくつかのアルバムのデザイン・アートワークも担当した。
  • ジョン・フルトン (John Fulton) - ギター (1997年-1999年)
  • ブライアン・ベノワ (Brian Benoit) - ギター (1999年-2005年)
  • ジェフ・タトル (Jeff Tuttle) - ギター、バッキング・ボーカル (2007年-2012年)
  • アダム・ドール (Adam Doll) - ベース (1997-1999) エレクトロニカ (2001年-2002年) ※オリジナル・メンバー
  • デレク・ブラントリー (Derek Brantley) - ギター (1997年) ※オリジナル・メンバー
  • ギル・シャロン (Gil Sharone) - ドラム、パーカッション (2007年-2008年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『カルキュレイティング・インフィニティー』 - Calculating Infinity (1999年)
  • 『ミス・マシーン』 - Miss Machine (2004年)
  • 『アイア・ワークス』 - Ire Works (2007年)
  • 『オプション・パラリシス』 - Option Paralysis (2010年)
  • 『ワン・オヴ・アス・イズ・ザ・キラー』 - One of Us Is the Killer (2013年)
  • 『ディソシエーション』 - Dissociation (2016年)

EP

  • The Dillinger Escape Plan (1997年)
  • 『アンダー・ザ・ランニング・ボード』 - Under The Running Board (1998年)
  • Irony Is A Dead Scene (2002年) ※ボーカル不在の中、前作に伴うツアーも共に行ったミスター・バングルのボーカル、マイク・パットンを迎えて制作された4曲入りEP。エイフェックス・ツインの「Come To Daddy」のカバーを収録。
  • Plagiarism (2006年)
  • Instrumentalist (2017年)

脚注

  1. ^ ザ・デリンジャー・エスケイプ・プラン」の表記もある。
  2. ^ http://www.ryansrockshow.com/php2/news/5351-north-korea-envy-on-the-coast-dillinger-debut-master-plan-b-track.html

外部リンク