ケーブルネットワークかみなか
ケーブルネットワークかみなか(英字略:CNK)は、福井県三方上中郡若狭町による公営ケーブルテレビ、有線放送電話事業の名称[1]。
沿革
- 1994年8月1日 福井県遠敷郡上中町により、上中町有線情報連絡施設 ケーブルネットワークかみなか開局
- 2005年3月31日 上中町が同県三方郡三方町と合併、三方上中郡若狭町新設とともに現名称へ変更
- 2007年度 FTTHへ設備更新
- 2008年4月1日 美方ケーブルネットワークからのデジタルテレビ配信、及びインターネット接続提供開始
サービスエリア
- 同町三方地区は美方ケーブルネットワーク(MMネット)のサービスエリアとなっている[2][3]。
- 当該地域はケーブルネットワークかみなかのサービスエリアとなっている[1][2][4]。なお、高島市(旧高島郡朽木村を除く)はオプテージのeo光テレビのサービスエリアであるが、旧朽木村の区域はZTVのサービスエリアとなっている[4]。
ケーブルテレビ
- 伝送路は開局当初300MHz同軸設備であったが、2007年にFTTH(光放送)設備へ更新している。
- ケーブルテレビのアナログ再送信業務は当初自主運営であったが、現在は同町が出資した福井県小浜市にある第三セクターのケーブルテレビ若狭小浜(chO)に委託している。
- また2008年4月からは、デジタルテレビの業務を、同町出資の第三セクターで、同県三方郡美浜町にある美方ケーブルネットワーク(MMネット)へ委託している。
主な放送チャンネル
- アナログテレビ、及びラジオ放送
- ケーブルテレビ若狭小浜-主な放送チャンネル 上中地区の欄を参照。
- デジタルテレビ放送
- 美方ケーブルネットワーク-テレビ局 デジタルの欄を参照。尚、地上デジタル放送についてはNHK・県内民放の他、県外民放やコミュニティチャンネルもパススルーで送信されている。
有線放送電話・音声告知放送
加入者専用の4桁番号を持つ設備は2007年9月サービス終了。引込線の光化により、順次NTT西日本割当の電話番号を利用するIP電話設備となり、エリア内の無料通話を提供。また2008年4月には、美方ケーブルネットワークを経由し、町内三方地区の有線放送電話との無料相互通話も可能となった。[5]
インターネット接続
美方ケーブルネットワークを窓口として、同社のCATVインターネット接続サービス(最高20Mbps)、及びNTT西日本のフレッツ(Bフレッツ・マンションタイプ相当、最高100Mbps)への接続サービスを提供。後者はさらにプロバイダとの契約が必要。
脚注
- ^ a b c d 若狭町有線情報連絡施設条例
- ^ a b c d 北陸管内のケーブルテレビ事業者一覧(平成31年4月1日時点) (PDF) - 総務省北陸総合通信局
- ^ a b ケーブルテレビの義務再放送制度(受信障害区域における再放送に係る指定) 指定再放送事業者一覧 福井県 (PDF) - 総務省
- ^ a b c ケーブルテレビの義務再放送制度(受信障害区域における再放送に係る指定) 指定再放送事業者一覧 滋賀県 (PDF) - 総務省
- ^ 若狭町は全域が同じ市外局番(0770)であるものの、町内で単位料金区域(MA)が異なり(上中地区:小浜MA、三方地区:敦賀MA)、NTT西日本などの従来の固定系通信事業者においては隣接区域通話料金であり、市外局番からダイヤルする必要も含めて、旧2町による合併協議開始以降の障壁のひとつとなっていた。また三方地区においても、美方ケーブルネットワークによって有線放送電話を今回の上中地区のものと同一機能の設備(引込線は同軸ケーブルのまま)へ更新した。
関連項目
外部リンク
- 上中地域のCATV - 若狭町