キナン
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒647-0014 和歌山県新宮市浮島1-25 |
設立 | 1983年9月(創業は1974年1月) |
業種 | サービス |
法人番号 | 1170001011441 |
事業内容 | 建設機械のレンタル・販売・修理 |
代表者 | 代表取締役社長 角口孝幸 |
資本金 | 3億3,075万円 |
売上高 |
225億1940万5000円 (2021年02月28日時点)[1] |
営業利益 |
19億3403万6000円 (2021年02月28日時点)[1] |
経常利益 |
18億5112万8000円 (2021年02月28日時点)[1] |
純利益 |
11億3348万4000円 (2021年02月28日時点)[1] |
総資産 |
679億6585万8000円 (2021年02月28日時点)[1] |
従業員数 | 連結1,000名 |
決算期 | 2月末 |
主要子会社 | 日産プリンス和歌山販売株式会社 |
外部リンク | http://www.kinan.co.jp/ |
株式会社キナンは、和歌山県新宮市に本社を置く土木・建設機械のレンタル・販売・修理、温浴施設の運営を行う企業(株式会社)である。
概要
1976年に建設機械のリース部門を始め、業界では早い方に位置する[2]。2002年10月に岐阜県大垣市の大機リースを買収するなど、M&Aによる拡大路線で業績を伸ばしていった[2][3]。
建設機械のリース、レンタル業者としては中堅に位置[4]。和歌山県、三重県でのシェアはトップ(2006年時点)[4]であり、関東、九州、中部、東北にも複数の営業所を置いている。2012年時点での建設機械レンタル会社・売上ランキングは12位(全国約2500社中)[5]。
ダンプトラックなどの車輌、油圧ショベルなどの掘削機械、環境機械など、取り扱っている機材は5000を超える[4]。いずれの外装にも、キナンの「K」のマークが描かれている[2]。近年は高所作業車・橋梁点検車のレンタルに重点を置いている[6]。
2004年12月から温泉浴場事業に乗り出し[4]、「熊野の郷」「アマンディ」のブランドで運営している。
2006年5月、和歌山県内の企業に「アントレプレナーシップ」(企業家精神)をもたらし、活力や刺激を与える目的で創設された、和歌山県経営者協会のアントレプレナー大賞に選ばれた[4][7]。
2010年、角口賀敏会長が「一般社団法人・日本建設機械レンタル協会」の会長に選任され就任した[8]。
2016年、角口賀敏会長が平成28年・春の黄綬褒章を受章。『多年にわたり、建設機械事業の業務に精励するとともに、関係団体の役員として、業界の発展に寄与した功績』と評価された。
沿革
- 1974年 - 角口賀敏(現・会長)が和歌山県新宮市に土木建設機械の販売・修理を目的として「紀南建機」を創業[2]
- 1976年 - リース部門を発足[2]
- 1983年 - 株式会社へ組織変更
- 1984年 - 三重県松阪市に松阪営業所を開設し、これを皮切りに営業所展開を開始
- 1991年 - 「株式会社キナン」に社名変更
- 2000年 - 東京に環境事業本部を開設し、環境商品のレンタル・販売を行う
- 2004年 - 温浴事業に参入。兵庫県西宮市に1号店となる「鳴尾浜温泉・熊野の郷」を開設
- 2008年 - 本社を新宮市浮島へ移転
- 2009年 - 角口孝幸専務取締役が社長に就任
- 2012年 - 日産プリンス和歌山販売(株)を子会社化し、自動車販売に進出[9]
- 2013年 - クリーンエネルギー事業部を発足し、メガソーラー発電所の建設・操業を行い、再生可能エネルギー事業に参入
- 2014年 - 熊野フードファクトリーを設立し、魚肉練り製品・珍味等の製造・卸・販売を行う「かまセン」を開設
- 2015年 - 平戸金属工業株式会社を吸収し、子会社化
- 有限会社大洋モータースを吸収し、子会社化
- ミャンマーに「MYANMAR KINAN CO.,Ltd」を設立し、初の海外進出を開始
- 2018年 - 株式会社ビー・トライを吸収し、子会社化
- 2019年 - 株式会社ヤマト機械の営業権を取得し、ヤマト機械事業部を設立
提供番組
2015年7月以降はなし。
過去の提供番組
- MBSタイガースナイター(MBSラジオ、2005年 - 2008年シーズン) - 5回裏終了後のファーム情報の固定スポンサーとして阪神2軍本拠地の阪神鳴尾浜球場の近隣にある「鳴尾浜温泉 熊野の郷」のCMが流れていた。CMには当時MBS野球解説者だった八木裕が出演していた。八木が2009年に阪神2軍打撃コーチに就任(2015年まで)したため提供終了。
- キナンpresents レッツ!ヴェルヴェッツ!(MBSラジオ、2014年10月 - 2015年6月) - キナンの提供撤退と出演者であるLe Velvets(5人組男声ボーカルグループ)のスケジュールの都合(長期の舞台の仕事が入った)により終了。
その他
創業者の角口賀敏は、熊野地方にプロスポーツを定着させたいという思いから、自転車競技の実業団主催ステージレース「3DAY CYCLE ROAD 熊野」を1999年より開催[10]。長年、実行委員長を務めた[11]。2007年には、地域貢献・社会貢献活動を目的に、NPO法人スポーツプロデュース熊野を設立[12]し、UCI国際自転車ロードレース「ツール・ド・熊野」の運営などを行っている。
2015年にはキナンサイクリングチームのメインスポンサーとなった。
2011年、東日本大震災で被災した宮城県石巻市で、仮設風呂をボランティアで設置した[13]。
出典
- ^ a b c d e 株式会社キナン 第38期決算公告
- ^ a b c d e 「土木建設機械をレンタル キナン(わかやま元気印企業) /和歌山」、朝日新聞 大阪地方版/和歌山、2004年8月25日、29頁。
- ^ 「混迷する建機レンタル(5)奥村機械社長・奥村亘弘氏、キナン社長・角口賀敏氏」、日刊工業新聞、2002年11月15日、11頁
- ^ a b c d e 「WakayamaEconomy:新宮市 株式会社キナン /和歌山」、毎日新聞 地方版/和歌山、2006年8月22日、26頁。
- ^ 『建設機械レンタル年鑑2014年版』、建機ジャーナル社、37頁。
- ^ 『建設機械レンタル年鑑2014年版』、建機ジャーナル社、166頁。
- ^ 「県経営者協会が起業家ら表彰 新宮の建設機械レンタル「キナン」が大賞=和歌山」、読売新聞 大阪朝刊、2006年6月11日、31頁。
- ^ 「新会長に角口氏が就任 全国建設機械器具リース業協会が総会」、建通新聞 中部版、2010年6月11日、8頁。
- ^ 「「キナン」日産販売店を傘下=和歌山」、読売新聞 大阪朝刊、2012年4月10日、30頁。
- ^ 「[紀州・人紀行]「3DAY ROAD熊野」実行委員長・角口賀敏さん=和歌山」、読売新聞 大阪朝刊、2004年4月11日、36頁。
- ^ 「おはよう キナン・熊野の郷社長 角口賀敏さん(54) 新宮市船町 『顧客の役に立とう』で成長」、中日新聞 朝刊、2006年6月15日、18頁。
- ^ キナン. “株式会社キナン 会社案内 Who's 会長”. 2014年6月20日閲覧。
- ^ 「尾鷲ヒノキで被災者励まそう 仮設風呂に「入浴木」 「夢古道の湯」寄贈=三重」、読売新聞 中部朝刊、2011年4月23日、28頁。