カッターボート
カッターボート(cutter boat)は、船舶に搭載されるボートのこと。省略して「カッター」と呼ばれることが多い。
「カッター」と呼ばれる理由は、船の後部の端の部分を切断した形をしているため、という説が有力である。[要出典]大型船の舷側に搭載され、救命艇、連絡艇として用いられるため端艇と呼ばれる。特に、軍艦では短艇と表記される。また、アメリカ沿岸警備隊では、日本の巡視船に相当する警備艦を「カッター」と呼ぶ。
オールを漕いで進ませる手こぎボートの一つ。マストや帆を備えているものは帆走することができる。大きさは5-10m程度である。オールは1m弱ある。本来の目的が、遭難者の救助、緊急時の脱出、船舶間の連絡、物資の小運搬であるため、通常は目立つように白色に塗られている。救命艇の主流が動力船となった今でも、自衛隊、船員養成学校、水産高等学校、海洋少年団、中学校・高等学校・商船高等専門学校の野外学習などでの訓練が行われている。競技の一つとなっており全国大会も開催される。また、小学生の体験学習や競技会などで船に慣れ親しむ道具として用いられることもある。榛名湖や琵琶湖、若狭湾などで体験学習が行われている。