オニグルミ

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オニグルミ
オニグルミの果実
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : マンサク亜綱 Hamamelidae
: クルミ目 Juglandales
: クルミ科 Juglandaceae
: クルミ属 Juglans
: マンシュウグルミ J. mandshurica  
変種 : オニグルミ J. m. var. sachalinensis
学名
Juglans mandshurica Maxim. var. sachalinensis (Komatsu) Kitam.[1]
シノニム

Juglans ailanthifolia Carrière[2]Juglans mandshurica Maxim. subsp. sieboldiana (Makino) Kitam.[3]Juglans mandshurica Maxim. var. sieboldiana Makino[4]Juglans sieboldiana Maxim.[5]

和名
オニグルミ、カラフトオニグルミ
英名
Japanese walnut

オニグルミ(鬼胡桃、学名Juglans mandshurica var. sachalinensis)は、クルミ科クルミ属に属する植物。

概要

オニグルミは落葉高木で、日本樺太に分布する。日本においては九州から北海道にかけて広く分布する。主に山間の川沿いなどでよく見られる。大型の奇数羽状複葉で、特に初夏の開花時期には垂れ下がった雄花序と共によく目立つ。

種子は食用になるが、広く市販されるテウチグルミシナノグルミに比較して種子がやや小さく、殻が厚めで非常に固いので、仁を綺麗に取り出すのは容易ではない。その代わり味は濃厚である。リスネズミの食料としても重要である。花期は5~6月ごろ。風媒花雌雄同株。一般に野生のクルミのこと全般をオニグルミということもある。日本においてクルミ属で自生するものには、他にヒメグルミがある。

殻の利用

殻が非常に堅いこと、破片が鋭利である点が、東洋ゴム工業に評価されて、スタッドレスタイヤの素材として用いられるようになった。

ギャラリー

脚注

外部リンク