イグナシオ・スコッコ

	ファイル:Scocco.jpg
名前
本名	Ignacio Martín Scocco; イグナシオ・マルティン・スコッコ
ラテン文字	Ignacio SCOCCO
基本情報
国籍	アルゼンチン
生年月日	1985年5月29日（38歳）
出身地	サンタフェ
選手情報
在籍チーム	ニューウェルズ・オールドボーイズ
ポジション	FW / MF
クラブ1
代表歴2
	1. 国内リーグ戦に限る。2014年7月25日現在。; 2. 2014年7月25日現在。; ■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

イグナシオ・スコッコ（Ignacio Scocco、1985年 5月29日 – ）は、アルゼンチン・サンタフェ出身のサッカー選手。アルゼンチン代表である。ポジションはフォワード（ウイング）、攻撃的ミッドフィールダー。

経歴

クラブ

ニューウェルズ

ニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身であり、19歳の時にCAサン・ロレンソ戦でトップチームデビューした。フェルナンド・ベルスキやアリエル・オルテガなどとともにプレーし、アペルトゥーラ2004ではリーグ優勝を経験。ボカ・ジュニアーズ戦(1-0)では82分に決勝点を挙げるなど、重要な得点を挙げて優勝に貢献した。クラウスーラ2006では18試合に出場して9得点した。2006年のコパ・リベルタドーレスでは5試合に先発出場して4得点を挙げたが、グループリーグ敗退という苦い結果に終わった。

UNAMプーマス

2006年、メヒコ・プリメーラ・ディビシオンのUNAMプーマスに移籍した。移籍金は350万ドル。プーマスはリカルド・フェレッティ監督が就任し、ストライカーのホアキン・ボテーロとブルーノ・マリオーニを放出したため、代役となる選手を探していた。スコッコはハグアレス・デ・チアパス戦でデビューし、2戦目のティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス戦ではゴールキックからのプレーで移籍後初得点を挙げた。ケレタロFC戦ではハットトリックを達成。4-2で勝利したベラクルス戦で、プーマスでの最後の得点を決めた。プーマスでは主にエステバン・ソラーリとコンビを組み、74試合に出場して28得点を挙げた。

AEKアテネ

2008年6月18日、ギリシャ・スーパーリーグのAEKアテネFCと3年契約を結んだ。移籍金は150万ユーロであり、年俸は40万ユーロである^[1]。スコッコにとって初のヨーロッパ挑戦であり、AEKに在籍した4人目（1人目はセバスティアン・サハ、2人目はイスマエル・ブランコ、3人目はクリスティアン・ナスティ）のアルゼンチン人選手となった。主に右ウイングとして起用され、自身が好むセカンドストライカーとしても起用されることもあった。ギリシャ・スーパーリーグやUEFAヨーロッパリーグで活躍し、セリエAのACFフィオレンティーナ、ウディネーゼ・カルチョ、ジェノアCFCなどから興味を示された。2010年1月6日にカライスカキス・スタジアムで行われたオリンピアコスFC戦(2-1)では、40ヤード（約37m）の距離からの直接フリーキックによる得点を含む2得点を挙げ、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。このゴールはシーズンで最も素晴らしいゴールのひとつとされ、オリンピアコス戦の翌週のアトロミトスFC戦やパナシナイコスFC戦でも得点した。パンタラキコスFC戦では驚くべきゴールを決め、パニオニオスFC戦(1-1)では試合終了の1分前に劇的な直接フリーキックを決めた。9月16日、UEFAヨーロッパリーグのハイデュク・スプリト戦(3-1)では2010-11シーズン初得点を決めた。ハイデュク戦の3日後のアステラス・トリポリスFC戦では30ヤード（約27m）の距離からミドルシュートを決めた。10月17日、アリス・テッサロニキFC戦(4-0)では40ヤードの距離からミドルシュートを決め、さらに味方の得点をアシストした。11月25日、AEKと新たに3年契約を結び、2013年まで契約を延長した。年俸は100万ユーロに上昇し、ギリシャ国外のクラブが獲得を望んだ場合の違約金は300万ユーロに設定された^[2]。2011年5月18日、PAOKテッサロニキ戦(2-1)では38ヤード（約35m）の距離からミドルシュートを決めた。

アル・アイン

2011年6月、UAEリーグのアル・アインFCに移籍。移籍金は280万ユーロであり、年俸は480万ユーロである。2011-12シーズンには17試合で8得点を挙げ、チームはリーグ優勝を果たしたが、家族の問題により新契約を結ばずにUAEを離れた。

2度目のニューウェルズ

2012年、古巣ニューウェルズに移籍した。イニシアル2012では、序盤戦から得点を積み重ねて首位を走るチームを支え、最終的に優勝は逃したものの、自身は13得点を挙げてファクンド・フェレイラ（CAベレス・サルスフィエルド）と同点で得点王のタイトルを獲得した。

サンダーランドAFC

2014年1月、サンダーランドAFCへ移籍した。

3度目のニューウェルズ

2014年7月23日、ニューウェルズに1年ぶりに復帰した^[3]。

代表

U-20代表

2004年7月27日、コロンビア戦でU-20アルゼンチン代表デビューした。11月3日にはパラグアイ戦(2-0)で2キャップ目を飾り、77分に初得点を挙げた。2005年には、リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロなどとともにFIFA U-20ワールドカップのメンバーに選出され、ウズベキスタン戦とマリ戦の2試合に出場した。U-20代表では通算12試合に出場して3得点した。

A代表

2005年4月5日、アルゼンチンA代表のホセ・ペケルマン監督はチリとの親善試合にスコッコを招集したが、チリ戦で出場機会はなかった。同年6月3日、プエルトリコとの親善試合に再び招集されたが、ハムストリングを痛めて2週間戦線離脱し、プエルトリコ戦ではベンチ入りしなかった。2008年2月6日、アルフィオ・バシーレ監督はグアテマラとの非公式親善試合にスコッコを招集し、エセキエル・ラベッシとの交代で20分間プレーした。同年8月にはベネズエラ戦のメンバーに含まれた。2012年11月、アレハンドロ・サベージャ監督はスーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカスセカンドレグのためにスコッコを招集し、11月21日のブラジル戦(2-1)で公式戦デビューすると、90分間で2得点した他にPK戦でPKを決めた。

人物

アルゼンチン人モデルのメリッサ・ポチェッティーノと結婚しており、ひとりの娘がいる。ニューウェルズ時代にチームメイトだったフェルナンド・ベルスキは親友であり、ベルスキはスコッコの娘の名付け親である。スコッコはベルスキの結婚式で、またベルスキはスコッコの結婚式で花婿付添人を務めた。

タイトル

クラブ

ニューウェルズ・オールドボーイズ

プリメーラ・ディビシオン・アルヘンティーナ優勝 : アペルトゥーラ2004

AEKアテネFC

ギリシャ・カップ優勝 : 2010-11

アル・アインFC

UAEリーグ優勝 : 2011-12

個人

ギリシャ・スーパーリーグベストチーム : 2009-10^[4]
プリメーラ・ディビシオン・アルヘンティーナ得点王 : イニシアル2012

個人成績

クラブでの出場記録

2012年2月12日時点

シーズン	クラブ	リーグ	出場	得点
2003-04	ニューウェルズ	プリメーラ	5	0
2004-05			34	3
2005-06			36	13
2006-07	UNAMプーマス	プリメーラ	32	11
2007-08	UNAMプーマス	プリメーラ	34	12
2008-09	AEKアテネ	スーパーリーグ	32	7
2009-10			30	11
2010-11			20	9
2011-12	アル・アイン	UAEリーグ	17	8
2012-13	ニューウェルズ	プリメーラ	17	13
通算			257	87

代表での得点

#	日付	場所	対戦相手	スコア	結果	大会
1.	2012年11月21日	ブエノスアイレス, ラ・ボンボネーラ	ブラジル	1–0	2–1	スーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカス 2012
2.	2012年11月21日	ブエノスアイレス, ラ・ボンボネーラ	ブラジル	2–1	2–1	スーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカス 2012

脚注

^ “AEK FC signs Ignacio Scocco”. aekfc.gr. 2013年2月25日閲覧。
^ Scocco signs new 3-year deal
^ サンダーランドのアルゼンチン人FWが帰国
^ Βραβεία Nova Superleague

外部リンク

[1] “AEK FC signs Ignacio Scocco”. aekfc.gr. 2013年2月25日閲覧。

[2] Scocco signs new 3-year deal

[3] サンダーランドのアルゼンチン人FWが帰国

[4] Βραβεία Nova Superleague

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