アウルハウス

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アウルハウス
The Owl House
ジャンル
原案 ダナ・テラス英語版
声の出演
テーマ曲作者 T・J・ヒル
作曲 T・J・ヒル
オープニング The Owl House Main Theme
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 1
話数 19
各話の長さ 22分
製作
プロデューサー
製作 ディズニー・テレビジョン・アニメーション
放送
放送チャンネルディズニー・チャンネル
放送期間2020年7月23日 (2020-07-23) - 放送中
公式サイト
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アウルハウス』(原題:The Owl House)は、ディズニー・チャンネルで放送されているアニメーション番組である。アメリカ合衆国では2020年1月10日に[1]、日本では2020年7月23日にディズニー・チャンネルで放送開始。また、日本では2022年にDisney+でも配信開始となった[2]

あらすじ

想像力豊かでファンタジーの世界に憧れる14歳の少女・ルースは、お気に入りのファンタジー小説「よい魔女 アズーラ」を持ち去ったフクロウの後を追い魔界への扉をくぐってしまう。扉を出た先に広がるボイリング島にて、ルースは破天荒な魔女・アウルレディのイーダと元魔界の王を自称する小さな妖魔・キングと出会う。自分と似たように変わり者でありながらも互いに支え合い生きているふたりの様子に感銘を受け、自分もアズーラのようになりたいと魔女になるための修行をさせてもらうことを頼み込むが、人間は魔女にはなれないとイーダに断られてしまう。しかしその後ルースのおかげでピンチを乗り越えられたことを機に、(キングの世話を始めとする日頃の手伝いもやることを条件に)イーダはようやく頼みを承諾する。

こうして、イーダとキングが過ごす館「アウルハウス」で暮らしながら立派な魔女を目指すルースの魔界での日常が始まった。

登場人物

アウルハウス

ルース・ノセダLuz Noceda
声 - 竹内恵美子[3] / 英 - サラ・ニコル・ロブルズ
想像力豊かで空想することとファンタジーなものをこよなく愛する、ドミニカ系アメリカ人の14歳の少女。愛読書は「よい魔女 アズーラ」シリーズ。人間界では変わり者として同世代の他の子たちとなかなか馴染めない日々を送っていたが、友達づくりのため母親に勧められたサマーキャンプの迎えを待つ最中、他のガラクタと共に「アズーラ」の本を持ち去ったフクロウを追ううちに魔界へと迷い込んでしまった。その後同じく変わり者であるイーダとキングに出会い、ふたりの在り方に感銘を受けたことで、ここでなら自分のやりたいことを実現できると魔界で魔女修行を受けることを決意する。人間には魔力がないため魔法は使えないとされていたが、イーダから教わった魔法の中に見つけた魔法陣のパターンを紙に直接描いて光の魔法を使うことに成功するなど、未知数の可能性を秘めている。良かれと思って独断で行動しては騒ぎを起こすのがたまにキズだが、魔界の常識に囚われない自由な発想を活かして仲間たちの窮地を救う活躍を見せることも多い。『グロム・パーティー』の放映を機に、本作のクリエイターであるダナ・テラスはルースがバイセクシャルだということを明かした[4][5][6]
イーダリン・"イーダ"・クロウソーン(Edalyn "Eda" Clawthorne)
声 - 笹島かほる[7] / 英 - ウェンディ・マリック英語版
「ボイリング島でいちばん強力な魔女」を自称する"アウルレディ"。普段は人間界から仕入れたガラクタや自作の魔法薬を売って金稼ぎをしている。魔女であるにも関わらずカヴンに属していないため様々な魔法を使いこなすことができるが、それが原因で(窃盗罪や違法に魔法を使った罪も含めて)指名手配されている。若い頃に何者かによって呪いをかけられてしまったせいで、呪いの効果を抑える薬を飲むことを怠るとフクロウを思わせる見た目の巨大でどう猛なモンスターに変貌してしまう。頭など身体の一部を切り落とされても平気なようで、くっつけると元通りに治る(しかし手首が意図せずして外れることもよく起こり、本人曰く「歳取るとこうなる」とのこと)。またキラキラと輝くものに目がなく、寝床にしている巨大な巣の中にキラキラするものを集めている。呪いを抱えたことで家族や友人とも離れ孤独な生活を送っていたものの、まだ幼い頃のキング、そして新たにルースに出会ったことで彼らに対し家族の一員として愛着を感じるようになり、いずれ訪れるであろう別れのときを密かに恐れている。ワイルド魔法を忌み嫌う皇帝べロスにより石化の刑に処されかけたがルースの活躍で一命を取り留め、リリスの呪文のおかげで呪いを抑えることに成功するも、魔力を大幅に失ってしまう。シーズン2ではルースから改めて魔法を教わりつつ保護者として彼女へのサポートを続ける一方で、自分の中に巣食うアウルモンスターと和解し、ハーピーのような姿に変身できるようになった。
キング・クロウソーン(King Clawthorne)
声 - 松本健太[8] / 英 - アレックス・ハーシュ
元魔界の王を自称する、イーダのルームメイトである妖魔。何かの頭蓋骨を被った犬のような見た目をしているが、他人から犬やペットとして扱われるのを嫌っている。しかし「かわいい」と言われるのは満更でもないらしく、本人も自分の愛くるしさを自覚しているような言動をとることもある。あらゆる妖魔のことについて詳しい知識を持っており、自作の図鑑を作っている。魔界の王として破壊や混沌を望む一方で、ぬいぐるみや甘いお菓子をよく好む。普段は素直に態度に出すことはないがルースやイーダのことを大切に想っており、彼女たちに甘やかしてもらったり、共に様々なことをするのがお気に入り。
フーティ(Hooty)
声 - 松本健太[8] / 英 - アレックス・ハーシュ
アウルハウスと一体化している妖魔であり、普段はドアノッカーのように玄関扉に顔がついている姿をしているが、必要とあれば自在に首を伸ばして周りに干渉することができる。
甲高い声が特徴なおしゃべりのお調子者で、自分の話を聞いてもらおうとよく他人に話しかけるものの、その態度からうんざりされてのけものにされることも多く、こっそり本人もそれを気にしている様子。
リリス・クロウソーン(Lilith Clawthorne)
声 - 塩谷綾子[9] / 英 - シシー・ジョーンズ英語版
魔法使いの中でもエリート中のエリートとされる、ボイリング島の皇帝の元で使徒として活躍する魔法団「エンペラーズ・カヴン」のリーダーを務める魔女。イーダの姉にしてアミティの師匠でもある。カヴンに所属しないイーダに対して呆れながらも気遣う様子を見せる一方で、皇帝からの命令で彼女を捕らえることを画策していた。シーズン1終盤ではルースを人質にとり、イーダと激闘を繰り広げたのちついに彼女を捕らえるが、呪いを解くことを約束していた皇帝べロスの真の目的は、魔法を不正に使うイーダを見せしめに石化の刑に処すことだと知る。自分の過ちに気づいたリリスは皇帝を裏切りルースと共にイーダを救出し、幼い頃から使っていた、姉妹同士で痛みを分かち合う呪文をかけたことでイーダの呪いの暴走を防ぐことに成功する。代償として従来の魔力を失ったリリスはシーズン2からアウルハウスで暮らすようになり、イーダと共にルースから魔法を再び学びつつ、彼女たちと友好関係を築いていく。特に真っ先に友達になろうと歩み寄ってきたフーティとは大の仲良しになり、『恐れを断つ術』を機に母親のグウェンドリンと家族の時間を過ごすため一時的にアウルハウスを去ってからも、彼とは手紙でやり取りを続けている。アセクシュアルアロマンティックの設定となっている[10][11][12]

ヘキサイド魔法魔術学校

ウィロー・パーク(Willow Park)
声 - 七瀬彩夏[13] / 英 - タティ・ガブリエル
ヘキサイドの生徒である、メガネをかけた内気な少女。両親からの願いで当初はアボミネーションコースを履修していたものの、結果を出せないまま試験を控えて悩んでいたところでルースと出会う。花をはじめとする植物が好きで、その上植物を操る魔法に優れているが、感情が昂ぶると魔法が暴走してしまう。ルースを学校に連れてきて騒ぎを起こしてしまった際にはかえってその才能を校長から認められ、それ以降は植物魔法コースを受けるようになった。同じ学校に通うガス、新たに出会ったルースと友達として良好な関係を築いている一方、かつて幼なじみの親友だったアミティとはとある理由で決別してしまった過去を持っている。しかしアクシデントでウィローの記憶が失われる危機に陥った際、ルースがアミティと共に事態を解決したことにより彼女と仲直りするきっかけを得た。二人の父親を家族に持つ。
オーガスタス・"ガス"・ポーター(Augustus "Gus" Porter)
声 - 柴田芽衣[14] / 英 - アイザック・ライアン・ブラウン英語版
ヘキサイドの生徒である少年。人間のことに興味津々で、かなり偏った人間に関する知識や自分なりに用途を推測した人間界の品物などを携え「人間鑑賞クラブ」の部長も担当している。初めて実際に出会った人間であるルースから名付けてもらった「ガス」という愛称を「人間のあだ名」としてとても気に入り、それから友達として仲良くするようになった。瞬間移動や分身を作るなどのイリュージョン魔法を扱うことを得意としている。シーズン2では思春期を迎え、声変わりし身長もルースやウィローに並ぶくらいに伸びた上、イリュージョンの魔法使いたちの墓地を荒らすライバル校・グランダスの生徒たちを撃退するほどの大規模な幻影も操れるほどにまで成長を見せた。
アミティ・ブライト(Amity Blight)
声 - 中井美琴[15] / 英 - メイ・ホイットマン
ヘキサイドの生徒で、泥人形のような存在であるアボミネーションを使役する魔法に長けている少女。その実力はアボミネーションコースのトップ・スチューデントになるほどだが、ウィローのためアボミネーションのフリをして学校に潜入したルースのせいでトップ・スチューデントの座を奪われたことで、出会った当初は彼女に対し嫌悪感を抱き、その後も人間の分際で魔女になろうとするルースを見下していた。しかし仲良くしようと自分に歩み寄り、時には共に協力し危機を乗り越えていく彼女の様子に態度を改め心を開いていき、ついには彼女に対し今まで感じたことのない特別な想いを抱くようになっていく。感情が昂ぶると失神しそうになるくらい顔が真っ赤になる。ボイリング島の図書館に自分の日記を隠しておくための秘密の書斎を持っており、実は「よい魔女 アズーラ」シリーズのファンでもある。
バンプ校長(Principal Hieronymus Bump)
声 - 中野泰佑 / 英 - バンパー・ロビンソン
ヘキサイドの校長先生。学校の秩序と生徒を守る強力な魔法使いで、騒ぎを起こす生徒を厳しく糾弾する一方、場合によっては規則に縛られない対処を施してくれる物腰の柔らかい一面も見せる。かつてこの学校に通っていたイーダのこともよく知っているが、問題行為を次々と起こす彼女には相当手を焼いていたらしい。魔法団の大会にて司会を務めることもある。
ボッシャ(Boscha)
声 - / 英 - エデン・リーゲル英語版
ヘキサイドの生徒である嫌味な性格の三つ目の少女。気に入らない相手をバカにしては同級生の女子たちとよくつるみ、SNS「ペンスタグラム」に夢中な生活を送る一方で、グラグビーのキャプテンも務めている。
エミラ・ブライト(Emira "Em" Blight)
声 - / 英 - エリカ・リンドベック英語版
アミティの姉でエドリックとは双子であるヘキサイドの生徒。いつもエドリックとイタズラをしたりアミティにちょっかいを出している。ふざけてアミティを呆れさせることはしょっちゅうだが、彼女がルースへの想いを吐露した際にはそれをサポートする姿勢を見せた。怖いことはエドリックといつまでも一緒にいる羽目になること。
エドリック・ブライト(Edric "Ed" Blight)
声 - / 英 - ライアン・オフラナガン
アミティの兄でエミラとは双子であるヘキサイドの生徒。札付きのトラブルメーカーだが妹のアミティのことは大事に思っている。三兄妹で魔法の合宿に出かけた際は雪を食べようとしたり、食事にするはずだったコウモリを飼おうとしたり子どもっぽい言動を見せた。怖いことはエミラと離れ離れになること。

皇帝とカヴンのリーダーたち

皇帝べロス(Emperor Belos)
声 - / 英 - マシュー・リス
ボイリング島を治める皇帝。
キキーモラ(Kikimora)
皇帝の補佐役。
声 - / 英 - メラ・リー英語版
ハンター(Hunter)
声 - 汐谷文康[16] / 英 - ゼノ・ロビンソン英語版
エンペラーズ・カヴンの新たなリーダー、ゴールデン・ガードを務める少年。
レイン・ウィスパーズ(Raine Whispers)
声 - 林大地[17] / 英 - アヴィ・ローク
吟遊詩人カヴンの新たなリーダーという表の顔を持つ一方、その裏で正体を隠し、魔法を取り締まる皇帝の手先に反旗を翻す吟遊詩人の魔法使い集団「ザ・バッツ」を率いるイーダの旧友。ノンバイナリーの設定になっている[18]
ダリウス(Darius)
声 - / 英 - ケストン・ジョン
アボミネーションカヴンのリーダーを務める自惚れ屋な男性。
エバーウルフ(Eberwolf)
声 - / 英 - カリ・ワールグレン
モンスター使いカヴンのリーダーを務める小柄な獣人。

その他のキャラクター

アウルバート(Owlbert)
タイニー・ノーズ(Tinella "Tiny Nose" Nosa)
声 - 柴田芽衣[14] / 英 - ダナ・テラス英語版
本作のクリエイターであるダナ・テラス自身をモデルにした、大きな鼻のついた顔に手足が生えたような見た目をした妖魔。陰謀論にどっぷり浸かり破壊衝動を抱えている変わり者。『作家デビュー!』のラストで小説を出版していることが描かれている。
バット・クイーン(Bat Queen)
声 - / 英 - イザベラ・ロッセリーニ
グウェンドリン・"グウェン"・クロウソーン(Gwendolyn "Gwen" Clawthorne )
声 - 根本圭子[19] / 英 - デブ・ドーザー
イーダとリリスの母親で、イーダのことを「魔女っ子ちゃん」、リリスのことを「リスっ子ちゃん」と慕っている魔女。モンスター使いカヴンに所属している。

用語

ボイリング島 (Boiling Isles)
伝説の妖魔・タイタンの亡骸の上にできた、多くの魔法使いや様々な種類の妖魔たちが過ごしている魔界の島。グリフィンヴァンパイア、そしてキリンなどをはじめ、人間界における神話や伝説はここからやって来た妖魔が元になっているという。
カヴン(魔法団) (Coven)
植物やアボミネーション、イリュージョンに建築などといった代表的な9つの区分をメインに形成されるそれぞれの魔法を専門に扱う集団。それぞれのカヴンが独自の個性を持つ一方、カヴンに所属することになった魔法使いは誓いにより今後そのひとつの種類の魔法しか使えないようになってしまう。魔法はワイルドで予想がつかないからこそ魅力があると考えるイーダはこれのどれにも属しておらず、自ら作った「バッドガール・カヴン」の一員であることを自称している。
ヘキサイド魔法魔術学校 (Hexside School of Magic and Demonics)
ボイリング島にある魔法使いを目指す学生たちの通う学校。この学校で受講できるコース分けはカヴンの種類に準じている。荘厳なつくりをしている一方、時間を知らせるベルや生徒用ロッカーなど魔物を思わせる生きているような設備や施設も見受けられる。スポーツの試合などでは他校との激しいライバル争いを見せる。

エピソード一覧

シーズン1
# サブタイトル 原題 アメリカ合衆国の旗 放送日 日本の旗 放送日
1 ウソつき魔女と怒りの番人 "A Lying Witch and a Warden" 2020年1月10日 2020年7月23日
2 魔法使いの試練 "Witches Before Wizards" 2020年1月17日 2020年8月10日
3 ルースと魔法学校 "I Was a Teenage Abomination" 2020年1月24日 2020年8月17日
4 侵入者は誰だ "The Intruder" 2020年1月31日 2020年8月24日
5 魔法団の大会 "Covention" 2020年2月7日 2020年9月6日
6 フーティの動く家 "Hooty's Moving Hassle" 2020年2月21日 2020年9月13日
7 文字の魔力 "Lost in Language" 2020年2月28日 2020年9月27日
8 肉体交換 "Once Upon a Swap" 2020年3月6日 2020年12月20日
9 ウソとワナ "Something Ventured, Someone Framed" 2020年3月13日 2020年12月27日
10 逃げたアウルバート "Escape of the Palisman" 2020年3月20日 2021年1月30日
11 作家デビュー! "Sense and Insensitivity" 2020年7月11日 2021年4月24日
12 新しい魔法 "Adventures in the Elements" 2020年7月18日
13 初めての日 "The First Day" 2020年7月25日 2021年5月9日
14 ちっちゃい大問題 "Really Small Problems" 2020年8月1日 2021年5月16日
15 ウィローの記憶 "Understanding Willow" 2021年5月23日
16 グロム・パーティー "Enchanting Grom Fright" 2020年8月8日 2021年5月30日
17 スポーツで対決! "Wing It Like Witches" 2020年8月15日 2021年7月17日
18 魔女の苦しみ "Agony of a Witch" 2020年8月22日 2021年11月3日
19 二人の絆 "Young Blood, Old Souls" 2020年8月29日
シーズン2
# サブタイトル 原題 アメリカ合衆国の旗 放送日 日本の旗 放送日
20 それぞれの思い "Separate Tides" 2021年6月12日 2022年2月8日
21 退学取り消し大作戦 "Escaping Expulsion" 2021年6月19日 2022年2月15日
22 記憶の呼び声 "Echoes of the Past" 2021年6月26日 2022年2月22日
23 恐れを断つ術 "Keeping up A-fear-ances" 2021年7月3日 2022年3月1日
24 悩ましきイリュージョン "Through the Looking Glass Ruins" 2021年7月10日 2022年3月8日
25 魔除けを狩る者 "Hunting Palismen" 2021年7月17日 2022年3月15日
26 イーダのレクイエム "Eda's Requiem" 2021年7月24日 2022年3月22日
27 なんでも解決、お助けフーティ "Knock, Knock, Knockin' on Hooty's Door" 2021年7月31日 2022年3月29日
28 エクリプス湖 "Eclipse Lake" 2021年8月7日 2022年4月5日
29 過ぎ去りし嘘 "Yesterday's Lie" 2021年8月14日 2022年7月6日
30 カヴン・デー・パレード大作戦 "Follies at the Coven Day Parade" 2022年3月19日 2022年7月13日
31 タイムプールで時間の旅 "Elsewhere and Elsewhen" 2022年3月26日 2022年7月20日
32 嵐を呼ぶスポーツ "Any Sport in a Storm" 2022年4月2日 2022年7月27日
33 打ち明けた思い "Reaching Out" 2022年4月9日 2022年9月7日
34 人生そんなものさ "Them's the Breaks, Kid" 2022年4月16日 2022年9月14日
35 空っぽの心 "Hollow Mind" 2022年4月23日 2022年9月21日
36 世界の果て "Edge of the World" 2022年4月30日 2022年9月28日
37 迷宮の逃走者たち "Labyrinth Runners" 2022年5月7日 2022年11月23日
38 タイタン どこにいる? "O Titan, Where Art Thou" 2022年5月14日
39 イヤな予感 "Clouds on the Horizon" 2022年5月21日
40 キングの大きな決断 "King's Tide" 2022年5月28日

日本語版制作

特別放送概要

ディズニー・チャンネル内での特別編成では、新エピソードや特別エピソードが放送されている。

アウルハウス 新作ビックリ大放送 (2021年1月30日)

 『逃げたアウルバート』が日本初放送として放映された。

新作アウルハウス 入学準備サタデー (2021年4月24日)

『作家デビュー!』『新しい魔法』が日本初放送として放映された。

アウルハウス 新作サタデー (2021年7月17日)

『スポーツで対決!』が日本初放送として放映された。

新作アウルハウス!まるごと大放送 (2021年11月3日)

『魔女の苦しみ』『二人の絆』が日本初放送として放映された。

新作アウルハウス!マジカル大放送(2022年11月23日)

『迷宮の逃走者たち』『タイタン どこにいる?』『イヤな予感』『キングの大きな決断』が日本初放送として放送予定。

制作

本作のクリエイター兼製作総指揮を務めるダナ・テラスはバイセクシャルであり、初期構想の段階からLGBTQの子どもをメインキャラクターに据えることを計画していた[4]。当初、ディズニーの上層部はこのようなキャラクターを出すことに消極的だったが、テラスの熱心な説得の末に受け入れられた[4][5][6]。そして、本作の主人公・ルースは、ディズニー作品では初めてのバイセクシャルのキャラクターとなった[4][5][6][注釈 1]。物語の中においてルースは男性のキャラクターに恋する場面もあれば、女性キャラクターのアミティと一緒にプロムで踊る場面も存在する[4]

反響

LGBTQ当事者からの反響

テラスが2020年8月9日に自身がバイセクシャルであることをTwitter上で公表した際、リプライ欄には感謝の言葉や、子どものころに本作のような作品があればよかったという声が寄せられた[4][6]。  

脚注

注釈

  1. ^ ディズニー史上初めてのゲイのキャラクターはテレビドラマ『アンディ・マック』のサイラス・グッドマン英語版である[20]

出典

  1. ^ Watch 'The Owl House' first-look trailer”. Los Angeles Times (2019年6月11日). 2020年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月5日閲覧。
  2. ^ アニメ『アウルハウス The Owl House』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年3月22日). 2022年7月15日閲覧。
  3. ^ 竹内恵美子 [@Emik0327] (2020年7月16日). "【お知らせ】8月よりレギュラー放送スタート!ディズニー・オリジナルアニメーション最新作『アウルハウス』 主人公ルースの吹替えを担当しております!". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  4. ^ a b c d e f ディズニー・チャンネルのアニメ作品の主人公がバイセクシュアルであることが明らかになりました”. www.outjapan.co.jp (2020年8月17日). 2021年4月17日閲覧。
  5. ^ a b c ディズニー新作アニメにバイセクシュアルの主人公 -”. 日刊スポーツ (2020年8月19日). 2021年4月17日閲覧。
  6. ^ a b c d 主人公はバイセクシュアル、ディズニーのアニメで初”. CNN.co.jp (2020年8月17日). 2021年4月17日閲覧。
  7. ^ 笹島かほる [@sasa_kaorun] (2020年7月17日). "〜お知らせ〜 8月から放送開始のディズニー・チャンネル最新作『アウルハウス』 破天荒!でも、面白くてカッコいいアウルレディ、魔女イーダを演らせていただきます!". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  8. ^ a b 松本健太 [@matsuken_93] (2020年7月16日). "【声の出演】新番組 #アウルハウス でキング役&フーティ役でレギュラー出演します❗". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  9. ^ 塩谷綾子 [@ayakoMESOshioya] (2020年11月8日). "リリスの吹替をしております。イーダの!姉の!リリスです(゚´ω`゚)". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  10. ^ nanopulga098 (13 March 2022). "Be Gay Do Witchcraft Charity Drawathon!" Dana Terrace's charity stream. YouTube. 2022年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ Alt URL}} Relevant timestamp: 1:14:23
  11. ^ Jones, Cissy [@cissyspeaks] (2022年3月13日). "If you listened to the letter you have your answer 💜". Dana Terraceによるリツイート. 2021年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブX(旧Twitter)より2022年3月14日閲覧
  12. ^ Jones, Cissy [@cissyspeaks] (2022年3月18日). "Our first Post-Hoot!". Instagramより2022年3月22日閲覧 Relevant timestamp: 6:17
  13. ^ 七瀬彩夏 [@_ayaka_nanase] (2020年9月12日). "私は、主人公・ルースのお友達のウィローの声を担当させて頂いております🍀". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  14. ^ a b 柴田芽衣 [@sobata_mei_] (2022年3月12日). "遂に!アウルハウスがディズニープラスに登場です!!私は、人間が大好きなオーガスタスことガスの声と一頭身のかわい子ちゃんのタイニーノーズの声を担当させていただいてます!". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  15. ^ 中井美琴 [@micoto_nakai] (2020年8月17日). "出演👉#ディズニーチャンネル 新作アニメ『#アウルハウス』 アミティ・ブライト 役". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  16. ^ 汐谷文康 [@fumiyoshi76] (2022年4月19日). "#アウルハウス シーズン2新エピソードが放送開始となりました!僕は新たに登場したゴールデン・ガードの吹き替えを担当させていただいています!". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧 |date=の値と|number=から計算された日付が2日以上異なります(解説
  17. ^ 林大地 [@dainodekaiyatu] (2022年4月19日). "自分は日本語吹き替えに、学校のベル(チャイム)、アラドール、ティブルス、レイン、その他生徒や町人役などで参加しております\(^^)/". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  18. ^ The Owl House Is Introducing a New Nonbinary Character to the Show”. Out (2021年7月23日). 2022年7月15日閲覧。
  19. ^ 根本圭子 [@nemory1210] (2022年5月12日). "そんなこんなで『アウルハウス』 イーダとリリスの母 グウェンドリン役の吹き替えを担当しております🦉". X(旧Twitter)より2022年6月8日閲覧
  20. ^ ジョシュア・ラッシュ、『アンディ・マック』の「ゲイ描写」を否定する意見に猛反論”. フロントロウ (2019年2月19日). 2021年4月17日閲覧。