アイーダ (ミュージカル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Saaki (会話 | 投稿記録) による 2021年11月17日 (水) 11:31個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (読点トル)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

アイーダ』 (: Aida) は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラアイーダ』を元にしたミュージカル

ディズニー製作のミュージカル第3弾として2000年ブロードウェイで初演された。作曲:エルトン・ジョン、作詞:ティム・ライス。同年のトニー賞や翌年のグラミー賞で多くの部門を受賞している。

登場人物

アイーダ(Aida)
本作の主人公でヌビアの王女。戦争で敵国エジプトの囚われの身となる。情に熱く真っ直ぐな性格。
ラダメスとは当初対立していたがともに行動するうちに両思いになる。
ラダメス(Radames)
エジプトの将軍。当初は父・ゾーザーの影響から粗暴で好戦的なところが目立っていたがアイーダと出会い優しい心を取り戻す。
アムネリスとは婚約中だがアイーダを愛してしまったため2人の間で心が揺れる。
アムネリス(Amneris)
エジプトの王女。わがままでおしゃれが大好き。
ラダメスと婚約している。アイーダとは友人関係だが、次第にラダメスをめぐる恋のライバルになっていく。
ゾーザー(Zoser)
ラダメスの父親。本作のディズニー・ヴィランズ。エジプトの宰相だが、実権を握ることに執念を燃やす。
息子のラダメスに対して愛情を持ち合わせておらず、自分の野望の道具としか見ていない。
メレブ(Mereb)
アイーダに仕えていたヌビアの奴隷。ひたむきで献身的な性格の青年。
アイーダを非常に慕っている。最終的にはアイーダを庇い命を落とす。
ネヘブカ(Nehebka)
アイーダに仕えていたヌビアの奴隷の女性。
メレブ同様、アイーダを非常に慕っている。最終的にはアイーダの身代わりとなり命を落とす。
ファラオ(Pharaoh)
エジプト王でアムネリスの父親。
ラダメスと娘を結婚させることに躍起になっている。
アモナスロ(Amonasro)
ヌビアの王でアイーダの父親。娘を愛する優しい人物。

日本における上演

日本では劇団四季2003年大阪MBS劇場にてブロードウェイ版を初演した。以降、京都・福岡・名古屋とレパートリー演目として上演している。2009年10月3日から2010年9月6日まで電通四季劇場[海]で初の東京公演を行い、2011年3月21日から大阪で再演、2012年4月14日からJR東日本アートセンター四季劇場[秋]で東京アンコール公演が行われ、同年9月より名古屋にて再演した。

歴代主要キャスト(劇団四季)


  • 2009年、安蘭けい主演で『The Musical AIDA』が上演。副題に「-宝塚歌劇「王家に捧ぐ歌」より-」とあるように、宝塚版の作品をアイーダが主役となるようにリメイクした。脚本・演出は「王家に捧ぐ歌」と同じく木村信司が担当。安蘭自身はこの作品が宝塚歌劇団退団後の初舞台となった。