アイ・エム・ジェイ

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株式会社アイ・エム・ジェイ
IMJ Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 4305
2001年9月18日 - 2013年1月28日
略称 IMJ
本社所在地 日本の旗 日本
108-0073
東京都港区三田1-4-1
住友不動産麻布十番ビル 9F
設立 1996年(平成8年)7月4日
業種 情報・通信業
法人番号 7013201017185 ウィキデータを編集
事業内容 デジタルマーケティング事業(※グループの事業内容を含む)
代表者 立花 良範 (代表取締役会長)
資本金 43億1,046万円
売上高 単独:104億10百万円
(2016年3月期)
純利益 単独:3億66百万円(2016年3月期)
純資産 単独:54億64百万円
(2016年3月31日現在)
総資産 単独:72億36百万円
(2016年3月31日現在)
従業員数 連結:792名 単独:393名
(2012年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 ACCENTURE HOLDINGS B.V.
関係する人物 増田宗昭
江川昌史
外部リンク http://www.imjp.co.jp/
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株式会社アイ・エム・ジェイIMJ Corporation)は、東京都港区に本社を置いていたwebサイト構築を行う企業。

概要[編集]

コンテンツクリエーターを養成するデジタルハリウッドのグループ会社として1996年(平成8年)に創立。2001年(平成13年)ナスダックジャパン(現:ジャスダック)市場に上場。webサイト構築で国内最大手企業に成長するだけでなく、携帯事業、映画制作事業と事業拡大し、連結20社、売上185億円を超える企業グループに成長する。代表的な実績として1999年(平成11年)の「TSUTAYA Online」、2000年(平成12年)の「Sony Style」の構築がある。

資本的にはカルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社となった後、一時はカルチュア・コンビニエンス・クラブと博報堂の両社が大株主となったが、2012年から2013年にかけて、カルチュア・コンビニエンス・クラブの代表者とアイ・エム・ジェイ経営陣によるマネジメント・バイアウトが行われた。

2021年10月1日付でアクセンチュア株式会社へ吸収合併され、アイ・エム・ジェイは解散した。

沿革[編集]

  • 1996年(平成8年)
    • 2月 - デジタルハリウッドのコンテンツ事業部として業務開始
    • 7月 - 株式会社アイ・エム・ジェイ設立
  • 2001年(平成13年)9月 - ナスダックジャパン(後のジャスダック)に株式上場
  • 2005年(平成17年)11月 - 大株主のカルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社となる。
  • 2008年(平成20年) - カルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社からカルチュア・コンビニエンス・クラブ及び博報堂の持分法適用会社となる。
  • 2010年(平成22年) - 本社を東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワーに移転
  • 2011年(平成23年)
    • 5月 - 子会社の株式会社イグジスト・インタラクティブを吸収合併。
    • 5月 - 株式会社IMJエンタテインメントの株式をカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社へ譲渡。
    • 10月 - 子会社のユナイティア株式会社を吸収合併。
  • 2012年(平成24年)
    • 1月 - 子会社として株式会社IMJインベストメントパートナーズを設立。
    • 4月 - 株式会社ボトルキューブの株式を株式会社サイバードへ譲渡。
    • 7月 - 子会社のIMJモバイルを吸収合併。
    • 8月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役の増田宗昭とアイ・エム・ジェイ代表取締役(当時)の櫻井徹らが出資する株式会社ビー・ホールディングスが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ保有株式以外の株式について、株式公開買付けを実施[1]。ビー・ホールディングスとカルチュア・コンビニエンス・クラブの合算で議決権割合90.8%の株式を取得[2]
  • 2013年(平成25年)
    • 1月 - いわゆる二段階買収の手法により、株主がビー・ホールディングスとカルチュア・コンビニエンス・クラブのみとなる[3]ため、ジャスダック(JASDAQ)スタンダードの株式上場廃止[4]
    • 5月 - 子会社としてIMJ Fenox Pte,Ltd.(現 Spiral Ventures Pte Ltd)を設立。
    • 5月 - 親会社の株式会社ビー・ホールディングスを吸収合併。
    • 7月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が保有する当社株式を中間事業持株会社であるT-MEDIAホールディングス株式会社に譲渡。
  • 2016年(平成28年)
    • 3月 - T-MEDIAホールディングス株式会社が保有する当社株式をカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に譲渡。
    • 4月 - 株式会社エム・フィールドの株式を櫻井徹へ譲渡。
    • 7月 - ACCENTURE HOLDINGS B.V.株式会社が株式の過半数を取得[5]
  • 2017年(平成29年)
    • 11月 - 本社を港区に移転。
    • 12月 - ACCENTURE HOLDINGS B.V.の完全子会社となる。
  • 2021年(令和3年)10月1日 - アクセンチュア株式会社へ吸収合併され解散[6]

業績の推移[編集]

連結経営指標等[編集]

年度 総売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 総資産 従業員数
2011年 141億4,600万円 5,900万円 6,900万円 1億8,900万円 96億4,700万円 792名
2010年 167億0,700万円 △500万円 1,300万円 △6,300万円 98億0,900万円 826名
2009年 156億1,500万円 9,600万円 1億3,400万円 △1億2,400万円 105億0,600万円 813名
2008年 186億6,600万円 2億7,200万円 2億8,000万円 △5億4,700万円 101億6,300万円 789名
2007年 99億9,200万円 2億3,100万円 △8億2,500万円 113億3,600万円 805名

単独経営指標等[編集]

年度 総売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 総資産 従業員数
2011年 85億4,600万円 5,200万円 9,500万円 2億6,100万円 85億4,700万円 430名
2010年 82億5,000万円 5,000万円 8,900万円 △4億9,200万円 79億2,500万円 343名
2009年 73億1,000万円 1億0,600万円 1億5,700万円 8,700万円 82億1,700万円 356名
2008年 72億8,900万円 1億9,300万円 1億8,500万円 △7億3,500万円 80億3,500万円 326名
2007年 42億8,800万円 △5,000万円 △7億5,700万円 87億3,600万円 309名

エリアパートナー[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]