ゆうむはじめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bcxfubot (会話 | 投稿記録) による 2020年6月27日 (土) 16:33個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (外部リンクの修正 http:// -> https:// (d.hatena.ne.jp) (Botによる編集))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ゆうむ はじめ1955年11月9日[1] - )は、日本のオカルト評論家謎本ライター、小説家。西風隆介(ならい りゅうすけ)[2]名義で小説も執筆している。

人物

兵庫県神戸市出身[1]鳥取大学農学部農芸化学科卒業後、丸の内にある商社に就職し、サラリーマンとして4年間勤務したのち[1][3]、オカルト評論家に就任。「オカルト現象は科学の領域で説明できる」という信念をもち、超能力気功等を研究する傍ら、東京サザエさん学会に対抗して、「サザエさん」についての研究をするための組織「世田谷サザエさん研究会」を立ち上げ、著書「サザエさんの秘密」「サザエさんの悲劇」など(以上データハウス刊)を刊行、東京サザエさん学会の研究を痛烈に批判し、週刊文春で東京サザエさん学会のメンバーが「恥を知れ!!世田谷サザエさん研究会」なる反論記事が取り上げられるなどして、論争になったことでも知られた。また、「世田谷○○研究会」(○○には作品名などが入る)の名義で「ドラえもん」や「ドラゴンボール」「金田一少年の事件簿」などの研究本(いわゆる謎本)を多く執筆した。2000年以降は「西風隆介」名義で『神の系譜』シリーズなどの小説を発表している。

なお、本人曰く「敬虔なる無神論者」[1]とのことである。

著作

超能力関係

  • 『Mr.マリック超魔術の嘘』(データハウス、1990年)
  • 『Mr.マリック超魔術の嘘・再び―トリックの完全解析!』(データハウス、1990年)
  • 『Mr.マリック超魔術の嘘〈実践編〉』(データハウス、1990年)
  • 『新幽霊科学―神秘体験のベールを剥ぐ!』(徳間書店、1991年)
  • 『宜保愛子・霊能力の真相』(データハウス、1991年)
  • 『どこが超能力やねん―イカサマ超常現象を暴く!!』(データハウス、1992年)
  • 『ギャンブルに勝つ超能力理論』(データハウス、1992年)

謎本

  • 『サザエさんの秘密』(データハウス、1993年) - 「世田谷サザエさん研究会」名義
  • 『ドラえもんの秘密』(データハウス、1993年) - 「世田谷ドラえもん研究会」名義
  • 『サザエさんの悲劇』(データハウス、1993年) - 「世田谷サザエさん研究会」名義
  • 『ドラゴンボールの秘密』(データハウス、1993年) - 「世田谷ドラゴンボール研究会」名義
  • 『高校教師の秘密』(データハウス、1993年)
  • 『ドラえもん研究完全事典』(データハウス、1994年) - 「世田谷ドラえもん研究会」名義
  • 『超ゴクウの研究』(データハウス、1994年) - 「世田谷ドラゴンボール研究会」名義
  • 『金田一少年の推理ミス』(データハウス、1995年) - 「世田谷トリック研究会」名義
  • 『金田一少年の推理ミス2』(データハウス、1995年) - 「世田谷トリック研究会」名義
  • 『金田一少年の推理ミス 激闘編』(データハウス、1996年) - 「世田谷トリック研究会」名義
  • 『金田一少年の推理ミス 復讐編』(データハウス、1996年) - 「世田谷トリック研究会」名義
  • 志水一夫横屋正朗共著)『「神々の指紋」の超真相』(データハウス、1996年)
  • 『京極堂の偽』(データハウス、1997年) - 「津田庄一」名義

小説

※「西風隆介」名義

  • 『神の系譜 竜の封印』(徳間書店、2000年)
  • 『神の系譜II 真なる豹』(徳間書店、2000年)
  • 『神の系譜 幽霊の国』(徳間書店、2002年)
  • 『神の系譜 幽霊の国・解』(徳間書店、2002年)
  • 『神の系譜 竜の時間 亡国』(徳間書店、2003年)
  • 『神の系譜 竜の時間 神国』(徳間書店、2003年)
  • 『神の系譜 特別篇 竜の秘密』(徳間書店、2004年)
  • 『SANCTUM ゼフィロス』(徳間書店、2005年)
  • 『神の系譜 竜の源 高句麗』(徳間書店、2006年)
  • 『神の系譜 竜の源 新羅』(徳間書店、2010年)

出典

脚注

  1. ^ a b c d 『サザエさんの悲劇』(データハウス、1993年)ISBN 4887181450 184頁
  2. ^ 山本弘のSF秘密基地
  3. ^ 『サザエさんの悲劇』p.108に「三菱村の住人だった」という記述があることから、その商社は三菱商事、もしくはその関連会社のこととみられる。