TO図

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最初期のTO図の例、『語源論 (w:Etymologiae) 』14章の最初のページに描かれているTO図

TO図とは、中世ヨーロッパにおいて描かれた世界地図をいう。

  • 円盤状の大陸の周囲を、海が囲んでいる(TOのOは海の形を意味する。)。中世ヨーロッパでは世界は、扁平な円盤状のものと考えられた。
  • 円盤状に描かれた大陸は、T字に3つに区切られている。上側がアジア、右下側がアフリカ、左下側がヨーロッパを表しており、それらを区切るTは地中海である。
  • 中央に聖地エルサレムが描かれ、東方にある楽園(今でいうチベットのあたり)が上に描かれている(太陽が昇る方向 - つまり東の果てには、エデンの園が存在すると考えられた)。
  • 当時のキリスト教による教義に基づいて描かれている。
  • ヨーロッパを離れると、架空地形伝説の生物が地図上に描かれている。当時のヨーロッパにおいて、伝説とされてあったものが記述されている。
  • 主なTO図には、7世紀にセビリアの司教イシドルスが著した「語源」に記されているもの、リエバナの僧ベアトゥスが1050年頃に著したもの、1300年頃にイングランドのヘレフォード聖堂に残されたヘレフォード・マッパ・ムンディがある。

TO図は、ヴェネツィア共和国マルコ・ポーロのアジア探索の後、常識が覆され、使用頻度は激減し、カタロニア図1375年)などに取って代わられた。

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