PC-BSD

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 PC-BSD
Pc-bsd-9.png
PC-BSD 9 のデスクトップ (KDE)
開発元企業 / 開発者 iXsystems
OSの系統 FreeBSD
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
最新安定版リリース 10.1 / 2014年11月16日
パッケージ管理 pkg
対応プラットフォーム x86 , x64
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のユーザインタフェース KDE
ライセンス BSDライセンス
ウェブサイト www.pcbsd.org

PC-BSD(ピーシービーエスディー)は、FreeBSDデスクトップパソコン向けに特化したFreeBSDディストリビューションである。

「すぐに、簡単に」使えることを目指して作られており、KDEが標準のグラフィカルユーザインタフェース (GUI) として用意され、またインストールの手間を省くためグラフィカルなインストールプログラムが導入されている。

PC-BSDプロジェクトは現在、実行可能な(ユーザ自身の手でコンパイルする必要のない)ソフトウェアパッケージをインストールするためのGUIプログラムを開発中である。

今までのリリース[編集]

  • 2005年10月13日 - 0.8.2
  • 2005年10月22日 - 0.8.3
  • 2005年11月10日 - 1.0 RC1
  • 2006年01月20日 - 1.0 RC2
  • 2006年04月29日 - 1.0
  • 2006年05月28日 - 1.1
  • 2006年06月19日 - 1.11
  • 2006年07月12日 - 1.2
  • 2006年10月19日 - 1.3 BETA
  • 2006年11月26日 - 1.3 BETA2
  • 2006年12月31日 - 1.3
  • 2007年01月10日 - 1.3.1
  • 2007年01月20日 - 1.3.2
  • 2007年02月14日 - 1.3.3
  • 2007年04月17日 - 1.3.4
  • 2007年07月21日 - 1.4 BETA
  • 2007年08月31日 - 1.4 RC
  • 2007年09月24日 - 1.4
    • リリースネーム: Da Vinci Edition
    • FreeBSD 6.2-STABLEベース
    • 1.4よりリリースネームが付くようになった
  • 2007年11月16日 - 1.4.1
  • 2007年12月03日 - 1.4.1.1
  • 2008年01月04日 - 1.4.1.2
  • 2008年03月12日 - 1.5
    • リリースネーム: Edison Edition
    • FreeBSD 6.3ベース
    • 1.5よりx64版もリリース
  • 2008年04月23日 - 1.5.1
  • 2008年08月28日 - 7 BETA1
  • 2008年09月15日 - 7
    • リリースネーム: Fibonacci Edition
    • FreeBSD 7.1-PRERELEASEベース
    • 今回よりバージョンをベースにしているFreeBSDのバージョンに合わせている
  • 2008年10月17日 - 7.0.1
  • 2008年12月10日 - 7.0.2
  • 2009年04月10日 - 7.1
    • リリースネーム: Galileo Edition
    • FreeBSD 7.2-PRERELEASEベース
  • 2009年07月06日 - 7.1.1
  • 2010年02月22日 - 8.0
    • リリースネーム: Hubble Edition
    • FreeBSD 8.0-RELEASEベース
  • 2010年06月06日 - 8.1 BETA1
    • FreeBSD 8.1-PRERELEASEベース
  • 2010年07月20日 - 8.1
    • FreeBSD 8.1-RELEASEベース
  • 2011年02月24日 - 8.2
    • FreeBSD 8.2-RELEASEベース
  • 2012年01月13日 - 9.0
    • リリースネーム: Isotope Edition
    • FreeBSD 9.0-RELEASEベース
  • 2012年12月26日 - 9.1
    • FreeBSD 9.1-RC3ベース
  • 2013年9月6日 - 9.2
    • FreeBSD 9.2-RC3ベース
  • 2013年10月7日 - 9.2-RELEASE
    • FreeBSD 9.2-RELEASEベース
  • 2014年1月29日 - 10.0-RELEASE
    • FreeBSD 10.0-RELEASEベース
  • 2014年6月24日 - 10.0.2-RELEASE
  • 2014年11月16日 - 10.1-RELEASE

iXsystemsのPC-BSD販売戦略[編集]

  • 2006年10月10日 - iXsystemsはPC-BSDを買収し、PC-BSDへの資金提供やエンタープライズクラスのサーバワークステーションを市場に投入すると発表した。
  • 2007年04月17日 - アドビシステムズと次期バージョンのPC-BSDに、デフォルトでFlash Playerをインストールした状態で配布することに合意した。
  • 2007年11月14日 - Fry's ElectronicsとPC-BSDの販売契約を締結した。
  • 2008年04月23日 - PC-BSD用のリモートシステム管理とモニタリングソフトウェアを提供するためにNetCraft Communicationsとのパートナーシップを発表した。

パッケージ管理[編集]

2013年1月までPC-BSDのパッケージ管理システムは、他の多くのUNIXに似たオペレーティングシステム (OS) とは異なるアプローチを取っていた。FreeBSDではportsやpackagesを使用するが、PC-BSDでは拡張子.pbiの付いたファイルを使用していた。これらのファイルをダブルクリックするとインストールウィザードが起動するというものであった。

2013年2月より、FreeBSD 10.0で標準とされる新しいpkg(8)(開発コード名:pkgng)を採用すると発表された。システムアップデートについてはfreebsd-update(8)へと変更される。

2013年3月、pkg/freebsd-updateを採用したISOイメージが公開された。

ライセンス[編集]

BSDライセンスに近い形のライセンスを採用している。PC-BSDのライセンスに対しては一部の人々が批判していた。「GNU General Public License (GPL) はBSDライセンスの思想と矛盾する」と主張する者が多いため、*BSDコミュニティからPC-BSDへの批判の共通点は「PC-BSDのコードはGPLでライセンスされている」というものであった(BSDの流れを汲むほとんどのオープンソースなOSは専らBSDライセンスである)。GPLが採用された理由は、PC-BSDプロジェクトがインタフェース開発にQtを使用しており、開発者が「Qtツールキットを使用するアプリケーションはGPLまたはQPLでライセンスされなければならない」と思い込んでいたからである。しかしこの思い込みは誤りであり、後にPC-BSDプロジェクトはPC-BSDのコードをBSDライセンスに近い形で改めてライセンスすることとなった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]