MilkyWay@home
MilkyWay@home(ミルキーウェイアットホーム)は、天の川銀河の構造を研究するためのプロジェクト。BOINCを使用する。
概要
BOINC分散プラットフォームを利用したインターネットベースの分散コンピューティングプロジェクトの一つである。このプロジェクトの主な目的は、天の川銀河の銀河ハローの星を分析することによって、私たちの銀河の歴史を研究するため、銀河周囲の星の正確な3次元動的モデルを生成することである。さらに、仮想的な矮小銀河を天の川銀河の重力場に撃ち込み、現在観測されているハロー構造と一致するまで設定を変えてシミュレートする、多体問題サブプロジェクトの開発が開始された[1]。
このプロジェクトは、SETI@homeとEinstein@homeに続いて三番目の星間宇宙について研究する分散コンピューティングプロジェクトである。
また付随的な目標としては、分散コンピューティングに最適化されたアルゴリズムを開発することである。
動作環境
2020年11月現在、プロジェクトのワークユニットを処理するためには、x86系CPU(x64を含む)または、そのCPUの下で動くnVidia・AMD製GPUが必要となる。ARM系CPUなどの非x86系CPUや、Intel製GPUは対象外となっている[2]。
対応OSは、Windows98以降・Linux・Mac OS X 10.5。
脚注
- ^ “Milkyway@home Science”. milkyway.cs.rpi.edu. 2019年3月11日閲覧。
- ^ “アプリケーション一覧”. 2020年11月10日閲覧。
関連項目
外部リンク