コンテンツにスキップ

LOVE/HATE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『LOVE/HATE』
ART-SCHOOLスタジオ・アルバム
リリース
録音 日本の旗 日本
ジャンル オルタナティヴ・ロック
レーベル 東芝EMI
専門評論家によるレビュー
Allmusic 星4.5 / 5 link
チャート最高順位
ART-SCHOOL アルバム 年表
REQUIEM FOR INNOCENCE
2002年
LOVE/HATE
(2003年)
BOYS DON'T CRY
(2004年)
テンプレートを表示

LOVE/HATE』(ラヴ ヘイト)はART-SCHOOLの2ndアルバムである。2003年11月12日に東芝EMI(現:EMIミュージック・ジャパン)からリリースされた。

CD-EXTRA仕様となっており、「SWANSONG」と「LILLY」の2曲のビデオ・クリップが収録している。

木下は「毎日レコーディング中、酒を持ち込んで呑みながらやっていた」と語っている[1]

収録曲

[編集]
  1. 水の中のナイフ
  2. EVIL
    • シングル「EVIL」より。木下曰く「攻撃的で攻めるといった感じ」[1]。PVは演奏シーンと、ある部屋で戯れるメンバーと一人の女性の光景という内容。また、かなりの費用をかけて車を爆破するシーンを撮影したが結局数秒しか使わなかった(「UNDER MY SKIN」のPVでもそのシーンは見られる)。
  3. モザイク
    • シングル「EVIL」より。木下は「後に聴き直してエグい、自堕落だなと感じた」と語っている[1]
  4. BUTTERFLY KISS
    • 歌詞の「彼女は死んだ」という言葉について木下は「どこか遠くにいる人」という意味で使ったという[1]。また「本当に好きな人には触れない、そういう思いを歌った曲」と語っている[1]
  5. イノセント
    • 木下は「いつの間にか虚ろになってしまった自分のことを書いた。曲は明るくて逆にいいと思う」と語っている[1]
  6. アパシーズ・ラスト・ナイト
    • 木下は「射精の後の無感覚さを歌った曲」と語っている[1]
  7. LOVE/HATE
    • 木下は「自分であまりの暗さにびっくりした。大阪のライブで一度だけ泣きながら歌ったことがある」と語っている[1]
  8. ジェニファー'88
    • シングル「EVIL」より。木下は「映画『ジェニファー8』を見た記憶を元に1988年生まれの女性を想起して歌詞を書いた。カレッジ・ロックっぽさがあってよい」と語っている[1]
  9. BELLS
    • 木下は「J・マスシスのソロ・アルバムの曲の音を再現しようと日向と二人で試行錯誤していた」と語っている[1]
  10. SKIRT
    • シングル「SWAN SONG」より。木下が好きな曲だったので本アルバムに再録した[1]
  11. UNDER MY SKIN
    • シングル「UNDER MY SKIN」より。「フィードバックノイズとイントロのベースラインが気に入っている曲[2]。『GOO』のころのソニック・ユースみたいなノイズが出したかった」と語っている[2]。PVの世界観は「EVIL」と同じだが、色調やカメラワーク、セットなどが異なる。
  12. プールサイド
  13. しとやかな獣
    • 曲名は映画『しとやかな獣』より。木下は「人間が生きていることに大した理由はない。だから素晴らしいということを歌った」と語っている[1]
  14. SONNET
    • 木下は「子供の声を入れようと思い、子供の声ばかりが入ったDVDを素材として使った」と語っている[1]。アコースティック・ギターは日向が弾いている[1]
  15. SEAGULL
    • 初回限定版のみ収録のシークレットトラック。しかし、ブックレットには歌詞が掲載されている。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「MARQUEE」Vol.56、28-29頁。
  2. ^ a b ART-SCHOOL『Ghosts & Angels』ライナーノーツより。