J・J・レディック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Satoshiuriv (会話 | 投稿記録) による 2016年2月5日 (金) 17:51個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎NBA時代)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

J・J・レディック
J.J.Redick
ロサンゼルス・クリッパーズ  No.4
ポジション SG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1984-06-24) 1984年6月24日(39歳)
出身地 テネシー州クックビル
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 86kg (190 lb)
ウィングスパン 203cm  (6 ft 8 in)
キャリア情報
出身 デューク大学
ドラフト 2006年 1巡11位
選手経歴
2006-2013
2013
2013-
オーランド・マジック
ミルウォーキー・バックス
ロサンゼルス・クリッパーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

J・J・レディックJonathan Clay Redick, 1984年6月24日 - )はアメリカ合衆国テネシー州クックビル出身のバスケットボール選手。NBAロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションはシューティングガード。193cm、86kg。

経歴

学生時代

高校はヴァージニア州のケーブスプリング高校に進学。同校を州チャンピオンに導き、またオールアメリカンゲームのスリーポイントコンテストで優勝を果たした。

大学はデューク大学に進学。カレッジバスケットボール界の名将マイク・シャシェフスキー監督のもと、1年目からバスケット名門校の主力選手となり、正確なスリーポイントシュートとフリースローを武器にしたスコアラーとして活躍した。3年目の2004-05シーズンには1試合平均20得点を突破し、アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)の年間最優秀選手、AP通信選出の年間最優秀選手とオールアメリカンファーストチーム、アドルフ・ラップ賞などに選出された。カレッジバスケ界を代表するプレイヤーとなったレディックの動向に注目が集まったが、2年連続でベスト16で敗退しているNCAAトーナメントを制覇するためにNBAドラフトエントリーを見送り、4年生に進級した。05-06シーズンには1試合平均26.8得点をあげ、このシーズンのカレッジバスケの話題を得点王のアダム・モリソンと二分した。カーティス・ステイプルズ英語版が持っていたNCAAのスリーポイントシュート成功数歴代記録(413)を破り[1]457回成功、通算2769得点はACC歴代1位、同カンファレンス年間最優秀選手を2年連続で獲得、またネイスミス賞、ジョン・ウッデン賞、アドルフ・ラップ賞などカレッジの主要個人タイトルを総なめにしたが、目標に定めたNCAAトーナメントではベスト8を賭けたルイジアナ州立大学との対戦で僅か11得点に終わり、3年連続Sweet16敗退となった。

NBA時代

大学卒業後、2006年のNBAドラフトにエントリーし、オーランド・マジックから1巡目11位指名を受けてNBA入りを果たす[2]。カレッジ界を賑わせたスター選手のルーキーイヤーは、背中に痛みを抱えてシーズンの半分を欠場し、目だった活躍は残せなかった。ショットクロックが35秒もあるNCAAに対し、NBAは24秒しかないため、レディックの様な選手はいくらシュートが上手でもNBAでは通用しないのではないかと言う見方をする人が多く、実際、数年間は結果を残せずにいたため、その指摘は正しかったとされている。 しかし、08-09シーズンでは、層の厚いSGの中でも短い出場時間ながら、シュート力で存在感を示し、続く09-10シーズンにブレイク。ガッツあふれる素早いペネトレイトや、ラインの1m前からでも打てる正確な3P、不安視されていたディフェンスも改善し、コーチの信頼を勝ち得、安定して20分近くの出場時間を確保した。

2013年2月にミルウォーキー・バックスに移籍。同年7月にサイン・アンド・トレードロサンゼルス・クリッパーズに移籍。現役最高クラスのPGクリス・ポールのアシストや、ゴール下で圧倒的な存在感を示すディアンドレ・ジョーダンのリバウンドなど、この上ない環境にも恵まれ、シューターとしての才能を十二分に発揮し、スターターに定着。チームに欠かせない選手の1人となった。2016年1月18日のヒューストン・ロケッツ戦では、自己最多の40得点を記録した[3]

その他

  • 愛称の“JJ”は幼少の頃に双子の姉に呼ばれていたため。

脚注

  1. ^ Redick sets 3-point mark as No. 2 Duke cruises”. ESPN (2006年2月14日). 2012年3月23日閲覧。
  2. ^ NBA Draft Tracker”. ESPN. 2012年3月23日閲覧。
  3. ^ JJ Redick scores career-high 40 points vs. Rockets

外部リンク