HAT-P-11b

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HAT-P-11b
太陽系外惑星 太陽系外惑星の一覧
Exoplanet Comparison HAT-P-11 b.png
HAT-P-11b(灰色)と海王星(青色)の大きさの比較
主星
恒星 HAT-P-11
星座 はくちょう座
赤経 (α) 19h 50m 50.2469s
赤緯 (δ) +48° 04′ 51.085″
視等級 (mV) 9.59
距離 123 ± 4.2 ly
(38 ± 1.3 pc)
スペクトル分類 K4
軌道要素
軌道長半径 (a) 0.053+0.0002
−0.0008
AU
近点距離 (q) 0.043 AU
遠点距離 (Q) 0.063 AU
離心率 (e) 0.198 ± 0.046
周期 (P) 4.8878045±0.0000043[1] d
(0.013381878 ± 0.000000019 y)
軌道傾斜角 (i) 88.5 ± 0.6°
近日点引数 (ω) 355.2 ± 17.3°
通過時刻 (Tt) 2454605.89132 ± 0.00032 JD
物理的性質
質量 (m) 0.081 ± 0.009 MJ
(26 ± 3 M)
半径 (r) 0.422 ± 0.014 RJ
(4.58 ± 0.15 R)
密度 (ρ) 1440 kg/m3
表面重力 (g) 1.20 g
発見
発見日 2009年1月2日
発見者 Bakos et al.
発見方法 トランジット法 (スーパーWASP)
観測場所 マサチューセッツ州ケンブリッジ
現況 公表
参照データベース
Extrasolar Planets
Encyclopaedia
data
SIMBAD data

HAT-P-11b(またはケプラー3b)は、恒星HAT-P-11の周囲を公転する太陽系外惑星である。この惑星はトランジット法によって発見され、2009年1月2日に公表された。

この惑星ははくちょう座の方角に約123光年に位置し、10等級のK型主系列星HAT-P-11の周囲を公転している。地球半径の約5倍と発見当時、最も小さいトランジット惑星であったが、約26地球質量グリーゼ436bよりも大きい質量を持っていた。トランジット惑星の典型であるペガスス座51番星bペガスス座51番星の周囲を公転するのとほぼ同じ軌道距離を持つ。しかし、この惑星の軌道離心率は約0.198と、ホット・ネプチューンとしては異常に大きい。HAT-P-11の惑星系は、ケプラーミッションの視野の中にある[2]

その視線速度は定まらず、これは系の中の未知の惑星のせいであると考えられている[2]

この惑星の核は、10%のヘリウム及び水素、90%の重元素とした時のモデルと当てはまる。温度は878 ± 15Kと推定される[2]

2014年、海王星級の太陽系外惑星として初めて水蒸気の存在が確認された。NASAなどの研究チームにより、三つの宇宙望遠鏡の観測データを組み合わせて光の波長を分析することで、この惑星の大気に水分子が存在することが確認された[3]

関連項目[編集]

出典[編集]

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  1. ^ Dittmann, Jason A.; Close, Laird M.; Green, Elizabeth M.; Scuderi, Louis J.; Males, Jared R. (2009年). “Follow-up Observations of the Neptune Mass Transiting Extrasolar Planet HAT-P-11b”. arXiv:0905.1114v2 [astro-ph]. 
  2. ^ a b c Bakos et al.; Torres; Pal; Hartman (2 January 2009). “HAT-P-11b: A Super-Neptune Planet Transiting a Bright K Star in the Kepler Field” (abstract). Submitted to the Astrophysical Journal. arXiv:0901.0282. 
  3. ^ 太陽系外の惑星で水蒸気確認 地球の4倍、海王星級で2014年10月6日16時09分付(朝日新聞デジタル

外部リンク[編集]

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  • HAT-P-11 b”. Exoplanets. 2010年6月23日閲覧。

座標: 星図 19h 50m 50.2469s, +48º 04' 51.085''