HAT-P-7b

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HAT-P-7b
太陽系外惑星 太陽系外惑星の一覧
Exoplanet Comparison HAT-P-7 b.png
木星との比較図
主星
恒星 HAT-P-7
星座 はくちょう座
赤経 (α) 19h 28m 59s
赤緯 (δ) +47° 58′ 10″
距離 1044+163
−130
 ly
(320+50
−40
 pc)
スペクトル分類 F8
軌道要素
軌道長半径 (a) 0.0377 ± 0.0005 AU
離心率 (e) 0
周期 (P) 2.2047299 (± 4×10−6) d
軌道傾斜角 (i) 85.7+3.5
−3.1
°
通過時刻 (Tt) 2453790.2593±0.001 JD
物理的性質
質量 (m) 1.776+0.077
−0.049
MJ
半径 (r) 1.363+0.195
−0.087
RJ
密度 (ρ) 930 kg/m3
表面重力 (g) 24.75 m/s² (2.524 g)
表面温度 (T) 2730+150
−100
K
発見
発見日 2008年3月6日
発見者 HATネット
発見方法 食検出法
現況 公表
参照データベース
Extrasolar Planets
Encyclopaedia
data
SIMBAD data

HAT-P-7bとは、はくちょう座の方角にある太陽系外惑星である。スペクトル型Fの恒星HAT-P-7(別名GSC 03547-01402)を公転しており、ホット・ジュピターに分類されている。

HAT-P-7bは半径0.038天文単位の軌道を2.2日かけて一周している。質量半径はそれぞれ木星の1.8倍と1.4倍で、恒星から強い日射を受けるため、昼側の半球は2730Kの高温に達すると考えられている[1]。また、恒星の自転と逆方向に公転していることが明らかになっている。

観測[編集]

HAT-P-7bは、2008年にHATネットによって食検出法を用いて発見された。

HAT-P-7bは2009年に打ち上げられた太陽系外惑星探査機ケプラーの観測視野に含まれ、性能の確認も兼ねて観測が行われている。ケプラーは従来より高い精度で惑星の通過を確認し、恒星による惑星の掩蔽や、通過・掩蔽外における光度変化も検出した。これによりHAT-P-7bが恒星の光をよく吸収すること、昼側から夜側の半球への大気の移流が限定的であることが示された。また、ケプラーが地球型惑星を発見するのに十分な感度を持っていることも確かめられた[2]。なおケプラー計画はHAT-P-7bにケプラー2bの別名を与えた[3]

2009年8月13日、2つの研究チームがHAT-P-7bが逆行軌道を持つことを発表した。これらはロシター効果の観測に基づいている[4][5]。前日には別のグループが初の逆行惑星WASP-17bを報告しており、HAT-P-7bは2番目に逆行軌道が報告された惑星となった[6]

脚注[編集]

外部リンク[編集]