H&K G8

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H&K G8
H&K G8
種類自動小銃
製造国 西ドイツの旗 西ドイツ
設計・製造 ヘッケラー&コッホ
仕様
種別 自動小銃分隊支援火器
口径 7.62mm
銃身長 450mm
ライフリング 4条右回り
使用弾薬 7.62x51mm NATO弾
装弾数 20発、50発(ドラムマガジン
作動方式

ローラー・ロッキング

ディレイド・ブローバック
全長 1,020mm
重量 9,000g
発射速度 800発/分
歴史 
配備先 連邦国境警備隊
ドイツ連邦軍
バリエーション G8、HK11、HK13、G13
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H&K G8は、ドイツヘッケラー&コッホ(H&K)社が開発した軽機関銃あるいは自動小銃である。

概要[編集]

G8(Gewehr 8, 8号小銃)は、ドイツ連邦軍及び連邦国境警備隊(後の連邦警察)による採用時の制式名称で、H&K社における製品名はHK11

HK11は、同社がG3小銃を原型に開発したHK21機関銃シリーズの一つで、ベルト給弾弾倉給弾を併用していたHK21からベルト給弾機構を省略し、銃身を短縮したモデルである。弾倉はG3小銃と共有することが可能な20発箱型弾倉及び50発ドラム型弾倉が用意され、また、必要に応じてHK21と同様のベルト給弾機構を組み込むことも比較的容易である。発射方式はHK21と同様にセミ/フル/3点バーストの3段階切り替え式であった。

連邦国境警備隊が「警察組織としては過剰な火力」として批判されたMG1及びMG2機関銃を置換するべく、いわば重自動小銃として採用した。望遠型照準器を装備し、一種のマークスマンライフルとして運用したり、重銃身とドラム型弾倉を装備し、軽機関銃的に運用する事も可能であった。後に陸軍及び海軍でも少数採用されている。

バリエーション[編集]

ここでは使用弾でバリエーションを分ける。

7.62x51mm NATO[編集]

HK11
オリジナルモデル。制式名称'G8
HK11A1
ドイツ国内向けモデル。HK11の改良版。制式名称'G8A1
HK11E
輸出向けモデル。

5.56x45mm NATO[編集]

HK13
HK11を5.56x45mm NATO弾仕様にしたモデル。
HK13E
輸出向けモデル。
HK GR6
HK13の照準器を固定式スコープに置き換えたモデル。
HK G13E
輸出向けモデル。M16マガジンSTANAG マガジン)を使用する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]