Green500
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Green500(グリーン500)は、最もエネルギー消費効率の良い世界のスーパーコンピュータを定期的にランク付けし、評価するプロジェクトである[1]。
スーパーコンピュータにおけるグリーンITの指標の1つでもあり、日本では「スーパーコンピュータの省エネ性能ランキング」などと呼ばれる事もある[2]。
Green500は2005年4月に発足し、2007年1月よりバージニア工科大学によってランキング発表が開始された。2008年は年3回発表されたが、2009年以降はTOP500ランキング発表後でもある6月・11月の年2回に発表されている。主な指標は、消費電力当たりのLINPACK測定性能である「FLOPS/ワット」(FLOPS-per-Watt)を使用している。
最新版は2010年11月に発表され、12月にリストから漏れていたGRAPE-DRシステムが追記された。変則的ではあるが、上位5位に列記されたものはは以下であった[3]。MFLOPSはメガFLOPSである。
- 1. IBM BlueGine/Q (1684.20 MFLOPS/Watt)
- 2+. 国立天文台 GRAPE-DR (1448.03 MFLOPS/Watt)
- 2. 東京工業大学 TSUBAME 2.0 (958.35 MFLOPS/Watt)
- 3. NCSA (933.06 MFLOPS/Watt)
- 4. 理化学研究所 K Computer (828.67 MFLOPS/Watt)
GRAPE-DR については2010年5月に発表されたLittle Green500において、815.43 MFLOPS/Watt を達成し1位となっている。