FACELESS MAN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Motoki2014 (会話 | 投稿記録) による 2016年2月13日 (土) 12:53個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

FACELESS MAN
THE BOOMスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル ソニー・ミュージックエンタテインメント
プロデュース THE BOOM、久保田麻琴、R.J.W.、朝本浩文
チャート最高順位
THE BOOM アルバム 年表
THE BOOM
(1992年)
FACELESS MAN
(1993年)
REMIX MAN
(1993年)
『FACELESS MAN』収録のシングル
  1. 月さえも眠る夜
    リリース: 1993年4月21日
  2. 真夏の奇蹟
    リリース: 1993年7月21日
  3. 有罪
    リリース: 1993年11月21日
テンプレートを表示

FACELESS MAN』(フェイスレス・マン)は、日本ロックバンドであるTHE BOOMが発表した5枚目のオリジナル・アルバム。1993年8月21日発売。

ボーカル宮沢和史が前年のディック・リーミュージカルナガランド」に参加してバリ島を訪れた際、このアルバムのアイデアが浮かんだという。アルバム自体が一つの物語のようになっており、アジアのある王国の物語を舞台にしている。ジャンルはロックであるものの、収録曲は沖縄民謡、ロック、ポエットリーディング、ファンクゴスペルなど多種多様。

さらに、このアルバムでは外部のプロデューサーとして久保田麻琴、R.J.W.、朝本浩文を招いた。またサポートミュージシャンも以前はホーン・セクションやキーボードなど最小限に限っていたが、今回はチト河内などのパーカッショニストも参加し、「いいあんべえ(毛遊び)〜唐船ドーイ(沖縄民謡)」ではチャンプルーズのメンバーと共演(チャンプルーズのリーダーである喜納昌吉の名も、"Special Thanks"としてクレジットされた)。コンサートに至ってはダンサー(前年の宮沢が参加したミュージカルで共演した人たち)も参加した。このあたりからBOOMは4人ではなく、他のミュージシャンやダンサーをも含めた「大所帯のバンド」だと宮沢は認識するようになった。これは彼らの音楽の幅がさらに広がったということを意味すると同時に、もはや4人では(あるいは最小限のサポートミュージシャンを加えるだけでは)彼らの音楽は表現できないということも意味している。

なお、このアルバムは2005年8月3日デジタル・リマスタリングされ再発売された。ボーナス・トラックとして「de ja vu」(シングル「月さえも眠る夜」のカップリング)と「18時」(シングル「真夏の奇蹟」に収録のオリジナル・ヴァージョン)が収録されている。

収録曲

  1. いいあんべえ
  2. YOU'RE MY SUNSHINE
  3. 真夏の奇蹟
  4. 有罪
  5. 雪虫
  6. 18時(REMIX)
  7. Honey! Your Turn
  8. 目覚めのメロディー
  9. 帽子の行方
  10. Black Guitar
  11. YES MOM!
  12. 祝日が一日もない町
  13. 幸せであるように
  14. 月さえも眠る夜
  15. いいあんべえ(毛遊び)〜唐船ドーイ(沖縄民謡)
  16. つばき
  17. de ja vu ※ボーナス・トラック(2005年再発売版のみ収録)
  18. 18時 ※ボーナス・トラック(2005年再発売版のみ収録)

ツアー

アルバムと連動した全国ツアー"TOUR FACELESS MAN"(1993年9月4日1994年1月14日)もサポートミュージシャンやダンサーを含め15人を超え、ミュージカルの要素を取り入れたコンサートになった。

外部リンク