AOpen

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
エーオープン
建碁股份有限公司
AOPEN Inc.
AOpen Logo.svg
種類 公開会社
市場情報 TWSE3046
本社所在地 中華民国の旗 中華民国
114
台灣台北市內湖區新湖一路128巷15號5樓
設立 1996年
業種 電気機器
事業内容 PCパーツの製造
代表者 会長 林憲銘
主要株主 エイサー
外部リンク http://www.aopen.com/global/home
テンプレートを表示
エーオープンジャパン株式会社
AOPEN Japan Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
101-0021
東京都千代田区外神田2丁目4番地4号
第一電波ビル3階
設立 2000年10月17日
業種 卸売業
事業内容 デジタルサイネージ機器、PCパーツの製造・卸・販売
代表者 蔡 温喜
資本金 1,000万円
外部リンク http://aopen.jp/
テンプレートを表示

AOpen Inc.(エーオープン インコーポレイテッド 繁体字:建碁股份有限公司)とは、マザーボード光ディスクドライブ入力装置などのコンピュータパーツを製造する台湾の電機メーカーである。

概要[編集]

acer(中文名:建碁)は自社ブランドの各種コンピュータを販売するほか、日本や欧米の多くのメーカーにマザーボードなどを供給する大手メーカーである。このacerが、1996年にPCを組み立てる個人ユーザに製品を供給する企業として設立した子会社がAOpenである。AOpenは、acerの新竹第三工廠(以前はCD-ROMドライブなどをメインに製造していた)を改組したものである。当初、AOpen製品を日本国内で取り扱っていたのは日本エイサーだった。(その後、エーオープンジャパンが設立された)同様の企業にATRENDがあったが、清算されたようだ。

AOpenが販売する製品の分野は幅広い。現在までに扱ってきた製品は、マザーボードビデオカードサウンドカード、LANカード(NIC)、ケース(housing)、電源装置、CD/DVDドライブ、フロッピーディスクドライブマウスキーボード、CPUクーラー、イーサネットハブなどと多岐に渡っている。しかし、長期に亘って自社で設計、製造しているのはマザーボードとビデオカードくらいで、他はOEM供給を受けていたり、短期に撤退している。例えば電源装置はFSP Groupなどから、CD/DVDドライブはLITE-ONなどから、フロッピードライブはワイ・イー・データから供給を受けている。

以前のエーオープンジャパンは、いささか悪乗りした、マニアごころをくすぐる製品を供給するところがあった。例えば以下のような製品である。

  • Sweet kiss レジストコートがピンク色で赤い唇のイラストがロゴとして使われた。
  • BIOSのエラーを音声で知らせるDr.Voiceに関西バージョン、関東バージョン(コギャル風)があり、「AGP、めちゃくちゃまずいわ」 「フロッピー、サムクナイ?」 などとしゃべる。しかし、Dr.Voiceは起動時にモニタを凝視する必要がなく、便利な機能でもあった。
  • Pentium4用マザーボード「AX4BS PRO まいえんじぇる」は、起動時にさとう珠緒の写真が表示され、「おそい~ずっと珠緒待ったんだから~」としゃべる。もちろん、Dr.Voiceも搭載。
  • Pentium4用マザーボード「AX4B-533 Tube」は、オーディオ出力用に真空管アンプを搭載している。マザーボード下部のPCIスロット3本分のスペースに真空管アンプを配置してある。

しかし、現在のエーオープンジャパンはマザーボードの供給を縮小しており、半完成品ともいえるminiPCなどに重点を置いているようだ。

なお、日本では名称をローマ字読みして「あおぺん」「青ペン」と称されることもある。

Pentium M[編集]

本来モバイル用の CPU である Intel Pentium Mデスクトップ用マザーボードに搭載する Mobile on Desktop(MoDT)[1]というソリューションを提供することでも知られている。2004年終わり[1]から2005年初め[2]にかけて Intel Pentium 4 などのデスクトップ用 CPU が Pentium M よりも電力消費効率が悪いことが判明し、多くの製造メーカーは Pentium M を搭載できるデスクトップ用マザーボードを導入した。AOpen はそのようなソリューションを早くから提供し始めた企業の一つである。

miniPC[編集]

AOpen が提供している MoDT ソリューションの中で有名なものとしては AOpen miniPC が挙げられる。これは Mac mini にデザインがよく似ており、Linspire(LindowsOS)のプリインストールが可能である。Mac mini の発売後に AOpen の miniPC が発表されたこともあり、miniPC のデザインは独創的ではないと批判され、一部からはあからさまに Mac mini のデザインを盗んだとまで言われた。それに対して AOpen の技術サポートスタッフは「AOpen は miniPC の製作とマーケティングに2年を費やしている。miniPC のコンセプトは Mac mini よりも早い時期に決まっていた。」と主張している[3]。miniPC のデザインのベースが Mac mini かどうか、もしくはその逆かどうかは不明だが、興味深い点を挙げると、

  • Apple社は AOpen を訴えていない
  • AOpen の miniPC の商品紹介ページは、Apple のそれとデザイン及びレイアウトの両方で非常に良く似ている
  • 2006年3月に、AOpen は第二世代 miniPC のデザイン変更をアナウンスした


脚注[編集]

  1. ^ Quick and Quiet: Pentium M Desktop Boards by AOpen and DFI”. Patrick Schmid, Achim Roos. 2008年5月3日閲覧。
  2. ^ Dothan Over Netburst: Is The Pentium 4 A Dead End?”. Patrick Schmid, Bert Töpelt, Frank Völkel, Uwe Scheffel. 2008年5月3日閲覧。
  3. ^ AOpen technical support staff respond to users' accusations of industrial plagiarism (Traditional Chinese)”. AOpen Technical Support Forums. 2008年5月3日閲覧。

外部リンク[編集]