2010 PDC CHALLENGE TOURNAMENT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2021年12月21日 (火) 04:44; Rural City (会話 | 投稿記録) による版 (Category:戦後の横浜を追加 (HotCat使用))(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
2010 PDC CHALLENGE TOURNAMENT
本年よりThe Finalの会場となった横浜ランドマークタワー一帯
概要
開催日 4月11日 (東日本予選)
7月4日 (西日本予選)
9月12日 (The Final)
開催国 日本の旗 日本
開催地 神戸 (西日本予選)
横浜 (東日本予選、The Final)
会場 横浜産貿ホール (東日本予選)
神戸国際展示場 (西日本予選)
ランドマークホール (The Final)
主催団体 PDJ (PDC)
形式 legs
放送
インターネット 世界の旗 J-STUDIO
チャンピオン
日本の旗 橋本守容

2010 PDC CHALLENGE TOURNAMENTは、2010年に開催された2度目のPDC CHALLENGE TOURNAMENTである。

優勝者は、2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権が得られる。 本年のチャンピオン及び2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ出場者は、橋本守容となった。

この年におけるThe Finalも、来日したラス・ブレイがレフリーを務めた。

本戦の日程・会場・放送など[編集]

本戦の日程、会場、放送などの情報は、以下の通りである[1]

東日本予選 西日本予選 The Final
開催日 4月11日 (日) 7月4日 (月) 9月12日 (日)
開催国 日本の旗 日本
開催地 横浜 神戸 横浜
会場 横浜産貿ホール 神戸国際展示場 ランドマークホール
使用ボード 不明 不明 不明
インターネット放送 世界の旗 J-STUDIO 世界の旗 J-STUDIO -

形式[編集]

まず、東日本予選と西日本予選があり、これらの予選を通過するとThe Finalに出場できる。 なお、各予選とThe Finalの3つのイヴェントは、それぞれ1日のうちに行われる。

全試合、

  • スロウ・フォー・ブルで最初のレッグにおける先攻を決定し、レッグごとに先攻後攻を交代
  • レッグ形式
  • タイブレイク無し

で行われる。

東日本予選・西日本予選[編集]

東日本予選と西日本予選の形式は、参加人数が異なることにより試合数が異なることを除けば、形式は基本的に同じである。 また、2010年は2009年とは逆に、東日本予選が行われた後に西日本予選が行われたが、前者において上位4名に残れなかったプレイヤーは、後者に参戦することも可能であるため、日本のトップ層を中心に両予選に名前が見られるプレイヤーが多い。

両予選は、ラウンドロビンと本戦の2段階になっている。

ラウンドロビン[編集]

まず、ラウンドロビン形式のグループ戦を行う[2][3]

本戦[編集]

本戦は、シングル・エリミネイション形式で行われる。 この年より、The Final出場者が決定する準々決勝で終了し、準決勝や決勝は行われなくなった[2][3]

The Final[編集]

ラスト8からのシングル・エリミネイション形式である[4]

レッグ数[編集]

レッグ数は、以下の通りとなっている[2][3][4]

大会 ラウンド レッグズ
(ベスト・オヴ)
各予選 ラウンドロビン 5
本戦 ラスト16まで
準々決勝 7
The Final 準決勝まで 9
決勝 11

結果[編集]

東日本予選[編集]

本戦[編集]

本戦における結果は、以下の通りである[5]。 東日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、江口祐司勝見翔星野光正、そして安食賢一であった。

ラスト16[編集]
準々決勝[編集]

ここで勝者が、The Final出場となった。

西日本予選[編集]

本戦[編集]

本戦における結果は、以下の通りである[5]。 西日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、赤松大輔竹内淳橋本守容、そして村松治樹であった。

ラスト16[編集]
準々決勝[編集]

ここでの勝者が、The Final出場となった。

The Final[編集]

The Finalの結果は以下の通りである[6]。 チャンピオン及び2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を得たのは、橋本守容であった。

準々決勝 準決勝 決勝
         
西 日本の旗 橋本守容 (82.95) 5
西 日本の旗 村松治樹 (76.38) 3
西 日本の旗 橋本守容 (85.17) 5
日本の旗 安食賢一 (77.46) 2
日本の旗 安食賢一 (78.87) 5
日本の旗 勝見翔 (72.51) 3
西 日本の旗 橋本守容 (85.89) 6
日本の旗 星野光正 (82.05) 0
日本の旗 星野光正 (76.98) 5
西 日本の旗 竹内淳 (67.86) 2
日本の旗 星野光正 (77.52) 5
西 日本の旗 赤松大輔 (74.64) 4
西 日本の旗 赤松大輔 (76.95) 5
日本の旗 江口祐司 (71.22) 2

2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの結果[編集]

ここでは、2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおける橋本守容の結果を紹介する[7][8]

昨年の村松治樹に続き、橋本は、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおいて、第0ラウンド (Preliminary Round) を通過し、第1ラウンド出場を果たしたプレイヤーとなった。

橋本は村松とは異なり、第1ラウンドでは1レッグも取得できず完封負けとなってしまった。 しかし、対戦相手のゲイリー・アンダーソンは、昨年ロニー・バクスターに村松に続いて第2ラウンドにおいて0-4で敗退させられたときよりも実力が大幅に向上しており、橋本との対戦後決勝戦まで到達し、平均値も決勝戦以外で100を切ることがなく、このワールド・チャンピオンシップ後に行われた2011 プレミア・リーグ・ダーツではチャンピオンとなって初のPDCにおけるビッグ・タイトル獲得を果たすなど、強敵となっていた。

第0ラウンド[編集]

形式: ベスト・オヴ・7・レッグズ

第0ラウンドにおける橋本の対戦相手は、プロフェッショナル・ダーツ・プレイヤーズ・アソシエイション予選を勝ち抜いたマット・パジェットであった。

結果は、以下の通りである。

統計値[編集]

橋本守容 日本の旗 4 – 2 イングランドの旗 マット・パジェット
9 100+ 6
3 140+ 3
1 180 0
29.10 Ave 1 27.70
87.30 Ave 3 83.10
61 High Finsh 40
1 取得後攻レッグ 0

取得レッグ[編集]

橋本守容 日本の旗 先攻 イングランドの旗 マット・パジェット
4 合計 2

第1ラウンド[編集]

形式: ベスト・オヴ・5・セッツ (各セットはベスト・オヴ・5レッグズで第5セットのみタイブレイクあり)

第1ラウンドにおける橋本の対戦相手は、当時PDC オーダー・オヴ・メリット11位、PDC移籍前はBDOWDFの両ランキングとも1位であったゲイリー・アンダーソンであった。

統計値[編集]

橋本守容 日本の旗 0 – 3 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン
10 100+ 9
3 140+ 8
3 180 3
29.15 Ave 1 34.42
87.44 Ave 3 103.26
- High Finish 122
0 取得後攻レッグ 4

取得レッグとセット[編集]

橋本守容 日本の旗 先攻 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン
セット レッグ レッグ セット
0 0 合計 3 9

ゲイリー・アンダーソンの結果[編集]

橋本守容を撃破したゲイリー・アンダーソンは、その後決勝まで勝ち進んだ。 2011 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおけるアンダースンの結果は、以下の通りである。

ラウンド セット 対戦相手
1 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (103.26) 3 – 0 日本の旗 村松治樹 (87.44)
2 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (103.44) 4 – 2 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (90.98)
3 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (108.39) 4 – 0 イングランドの旗 アンディ・スミス (92.97)
準々決勝 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (102.75) 5 - 1 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト (95.16)
準決勝 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (101.11) 6 - 2 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (97.01)
決勝 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (99.41) 5 - 7 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス (99.40)

参照・脚注[編集]

外部リンク[編集]