足跡
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足跡(あしあと)とは人や動物が土、雪、ドロなどの上を歩いたあとに残る足の形。ちなみに足跡(そくせき)と読めば人の経歴や業績のことを指す言葉となる。
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[編集] 概説
足跡は、人間や動物の歩いた後に、その足を乗せた場所と形が残っているものを指す。そのあり方には2通りがあり、一つは足を乗せた場所がその形にくぼむものである。これは柔らかい基盤上に生じ、水を吸った泥や砂、あるいは雪の上にはっきりと残る。森林土壌のように荒い基質の場合、おおざっぱな輪郭だけが残る。
もう一つは、泥など足の裏にこびりつく素材の上を歩いた後に、硬い基質の上を歩いた場合、その泥などの跡が印章として残されるものである。
いずれにせよ、足跡は、普通はある程度以上大きな動物によってのみ残される。ただし、寒天培地上で微生物の培養をすると、往々にしてコナダニが発生するが、これが歩いた足跡にバクテリアが繁殖するので足跡として視認できるようになる例がある。おそらく最小の足跡と思われる。
また、水中では足跡は残らないことが多い。水の運動で表面が攪乱されるからである。そのため、水からはい出した動物の足跡は水面より上から始まる。このことから、かつてウミサソリ類の足跡が途中からだけ続いている化石が見つかり、水からはい出した足跡と判断されたものがある。
[編集] 人間の足跡
現代人の足跡も、真剣な調査の対象となる。何らかの事件が発生し、現場に足跡が残されていた場合、足跡は事件の犯人を探るための重要な情報源となるため、鑑識によって慎重な鑑定が行われる。鑑定された足跡は、裁判においてひとつの証拠として取り扱われ、裁判の行方に影響を与える。公安委員会によって足跡取扱規則なるものも定められている。
[編集] 動物の足跡
動物の足跡は、いわゆるフィールドサインの代表的なものである。猟師は発見した足跡から、獲物の種類、大きさなどを見極め、行動を決める際の重要な手がかりとする。また生態学者はフィールドワークの最中に発見した足跡を、対象地域に生息する生物の種類や数、活動範囲などを見積もるための貴重な情報源として利用する。足跡からは、それをつけた動物の種類、大きさ、運動の方法(走ったか歩いたかなど)、移動方向、それがその場にいた時間等の情報が得られる。
足跡はまた、それをつけた動物を追跡する際のもっとも重要な手掛かりである。これは動物間であっても同じで、肉食動物は獲物の足跡を追いかける。草食動物は、これを避けるために、意図的に足跡を暗ます手段を講じる場合がある。
[編集] 足跡の化石
足跡は普通、時と共に消えてしまうが、中には様々な偶然の重なりにより化石化して数千万年以上も残ることがある。こうした足跡の化石は古生物学の世界で生痕化石と呼ばれているものの一つで、現存しない生物の生態を探るための重要な資料として真剣な研究の対象となっている。たとえば恐竜の足跡からは、恐竜がどのように歩いたかに関する重要な情報が得られる。
[編集] 参考文献
- 入間市博物館『アケボノゾウの足跡』

