胸の谷間

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胸の谷間(むねのたにま)とは、思春期以降の女性の両乳房の間にできるV字状の空間を指す。

胸の谷間

谷間の形成[編集]

思春期前は乳房が膨らんでいないため、谷間も形成されない。思春期初来から乳房が発達し始めるが、初経の1年以上前は乳頭・乳輪周辺が膨らむだけなので両乳房の間の空間が広く、V字状の谷間が形成されない。初経の1年前後より乳房全体が膨らみ始め、緩やかなV字状谷間が形成される。初経の1年後以降になるとほぼ成人型の乳房になるため、急なV字型の谷間となる。初経から3年後には成人型の乳房になると共にV字型の谷間も完成する。

ファッション[編集]

ファッションの分野においては、特に襟ぐりが深い衣服による女性の乳房、および、その間の溝の部分的な露出のことである。胸の谷間に関連のある寸法としては、ネックライン(首からの距離)、袖ぐり(腋の下からの距離)、カットオフライン(乳房の下の点からの距離)がある。なお、上半身に脂肪が蓄積された男性と初経の1年以上前の女性にも胸の谷間がみられることがあるが、ファッションの分野では注目されることはない。

今日知られるような胸の谷間は、15 世紀後半のヨーロッパに、乳房の下部をへこませて上部を持ち上げるボディスbodice)やコルセットとともに初めて登場した。16 世紀までの女性は、胸の谷間やバストの見た目の大きさを強調するために、ボディスにハンカチやウサギの毛皮を詰めていた。このような技術は、1820 年代の「機械的」コルセットの発明により飛躍的に進歩し、女性は、召使いの手助けがなくても、コルセットを締めつけることができるようになった。

1920年代フラッパールックのころには、胸の谷間は流行遅れになっていた。しかし、1940 年代の女優ラナ・ターナーの影響による「セーター・ガール」ルックの流行や、1950 年代のマリリン・モンロージェーン・ラッセルマミー・ヴァン・ドーレンMamie Van Doren)の 3 人組により、胸の谷間は再び復活した。

デコルテ[編集]

エステティックサロン・ファッションなどの各業界においては、胸の谷間を含む首筋から胸元にかけての部分を指してフランス語デコルテ (décolleté(e)) と呼ぶ。デコルテを露出・強調する事で女性の美しさを最大限に引き出せるとして注目されている。

また、女性の礼服として知られるローブ・デコルテローブドレス類の中でもデコルテを強調する形状をしており、イブニング・ドレスの代表的なスタイルとなっている。このため、ローブ・デコルテのことを単に「デコルテ」と呼称する場合もある。

日本ではまだ珍しく、この様な格好をして屋外にいたりすると下品な女性とみられる事が多い。 そのためか、鎖骨周辺を「デコルテ」と勘違いして表現するファッションアドバイザーなどの専門家も日本国内には急増している。

人体解剖学[編集]

人体解剖学においては、胸の谷間のことを乳房間溝(にゅうぼうかんこう、intermammary sulcus)という。この用語は、1997年8月27日国際解剖学会議(International Congress of IFAA)で、人体解剖学用語として正式に採用された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]