犬墓大師堂

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犬墓大師堂
所在地 徳島県阿波市市場町犬墓字大北
宗派 高野山真言宗
本尊 大師像
創建年 享保年間(1716年-1736年
開基 松永傳太夫
札所等 四国八十八箇所番外霊場
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犬墓大師堂(いぬのはかだいしどう)は、徳島県阿波市市場町犬墓にある高野山真言宗仏堂。本尊は大師像四国八十八箇所切幡寺の番外霊場。

歴史[編集]

伝承によると、空海が犬を連れてこの地の山を訪れた際に猪と遭遇し襲われ、その際に犬が大師を猪から守ったが誤って滝壺に落ちて命を落としてしまう。その犬の死を憐れんだ空海が犬の墓を建てて、山を犬嶽、土地を犬墓と名づけたと伝わっている[1]

その後、享保年間(1716年-1736年)に犬墓村の庄屋である松永傳太夫が犬墓大師堂を創建した。犬墓大師堂に祀られている大師像には戌墓と刻まれた34 cm×40 cmの台座に36 – 40 cmの楕円形の自然石が置かれている。また2002年平成14年)には空海と義犬の像が建立された[2][3]

交通[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 犬墓大師堂(いぬのはかだいしどう)”. NPO法人 補助犬とくしま. 2023年11月8日閲覧。
  2. ^ 犬墓大師堂”. 阿波市観光協会. 2023年11月8日閲覧。
  3. ^ 犬墓大師堂”. いこーよ. 2023年11月8日閲覧。

外部リンク[編集]