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カンターミヤマクワガタ
カンターミヤマクワガタ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 甲虫目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科 Lucanidae
亜科 : クワガタムシ亜科 Lucaninae
: ミヤマクワガタ属 Lucanus
学名
Lucanus Cantori  

カンターミヤマクワガタLucanus Cantori)は、昆虫綱甲虫目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属のクワガタムシの一種。

分布

インド北東部、ブータンネパールミャンマーに生息し、カントリーミヤマクワガタとも呼ばれる。

特徴

体長は39~90mmとなり、アジア地域のミヤマクワガタの中では最大級の大きさとなる。

ミヤマクワガタの仲間では珍しく、横幅が広く、特に頭部幅の大きさが目立つ。大顎は上から見ると、ノコギリクワガタのようなくの字に曲がっているような形状にも見える。

生態

成虫は冷涼地のブナ科の木に集まり、そこの樹液を吸う。

幼虫期間は他のミヤマクワガタのように1~2年ほどかかる。腐朽が進んだ朽ち木や、土化した木を食べて成長する。

輸入

ミヤマクワガタの仲間なので、高温に弱く、寿命も短いために、輸入が難しく、標本で入る場合が多い。

独特の体型と個性で人気種ではあるものの、生きた虫の輸入はとても難しく、生体は現在入手困難になっている。

亜種

  • Lucanus Cantori Cantori (インド、ネパール、ブータン産)
  • Lucanus Cantori colasi (ミャンマー亜種)

ミャンマー亜種は顎の張り出しと湾曲が弱く、頭部の横幅が現名亜種より狭い。

参考文献

  • 学研の図鑑『カブトムシ・クワガタムシ』 ISBN4-05-500421-4