武甲酒造

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武甲酒造 株式会社
Bukou shuzou
柳田総本店店舗
地図
武甲酒造付近
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
368-0046
埼玉県秩父市宮側町21番地27
北緯36度0分2.32秒 東経139度5分2.92秒 / 北緯36.0006444度 東経139.0841444度 / 36.0006444; 139.0841444座標: 北緯36度0分2.32秒 東経139度5分2.92秒 / 北緯36.0006444度 東経139.0841444度 / 36.0006444; 139.0841444
設立 1753年(宝暦3年)
業種 食料品
法人番号 9030001090913 ウィキデータを編集
事業内容 酒造業
代表者 代表取締役 長谷川 浩一
外部リンク http://www.bukou.co.jp/index.htm
特記事項:柳田総本店店舗が国の登録有形文化財(建造物)に登録される
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武甲酒造(ぶこうしゅぞう)は、埼玉県秩父市宮側町に本社および工場を置く日本の酒造会社。

概要[編集]

創業は、1753年(宝暦3年)、現在地に柳田総本店を建てるまで、良質の水を求めて数度の移転を繰り返した。酒造蔵・殻蔵・枯らし蔵は、8代目・長谷川亀吉によって建てられた。また、店舗の建物は7代目によって建てられた、秩父谷に残る最も古い建物である。現在、13代目蔵元・長谷川浩一が、「武甲正宗(ぶこうまさむね)」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである[1]

仕込み水

敷地内の中庭には、平成の名水百選である「武甲山伏流水」の内井戸が2ヶ所あり、常時湧き出ている、この伏流水を仕込み水に使用している[2][3]

営業情報[編集]

蔵見学
  • 定休日 - 元旦、12月3日以外無休
  • 見学時間 - 午前8時 - 午後4時30分、所要時間40分
  • 予約方法 - 原則10名以上、少人数の場合は予約で確認必要
  • 駐車場 - 乗用車20台、大型バス10台が可能

文化財[編集]

登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2004年(平成16年)2月17日、種別:産業3次/建築物、登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの。
武甲酒造柳田総本店店舗
年代:1751年 - 1829年(江戸後期)建築、木造2階建、金属板葺、建築面積329m2[4]

受賞歴[編集]

全国新酒鑑評会
  • 平成21酒造年度 - 「武甲正宗」金賞受賞[5]
  • 令和2酒造年度 - 「武甲正宗」金賞受賞[6]
  • 令和3酒造年度 - 「武甲正宗」金賞受賞[7]
  • 令和4酒造年度 - 「武甲正宗」金賞受賞[8]

交通[編集]

鉄道

脚注[編集]

  1. ^ 武甲酒造株式会社 - 「武甲酒造の歴史」
  2. ^ 毎日新聞『「名水百選」全国最多の4ヵ所選定 地域の思い後押し』秩父市宮側町の造り酒屋「武甲酒造」には、武甲山伏流水がわき出る、内井戸がある。255年前の創業当時から酒の仕込み水として重用してきた。市民に開放しており、容器持参でくみに訪れる人が途切れないという。13代目蔵元の長谷川浩一さんは「秩父の人間は武甲山の恩恵を受けて生きているので、いつもありがたいと感謝している。名水百選に選ばれ、これからもますますおいしいお酒を作っていきます」と話した。2008年6月5日、2016年10月14日閲覧
  3. ^ 武甲酒造株式会社 - 「平成の名水百選」
  4. ^ 武甲酒造柳田総本店店舗 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  5. ^ 『酒類総合研究所』「平成21酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」酒類総合研究所、平成22年5月26日、2022年5月25日閲覧
  6. ^ 『酒類総合研究所』「令和2酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」酒類総合研究所、令和3年5月21日、2022年5月25日閲覧
  7. ^ 『酒類総合研究所』「令和3酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」酒類総合研究所、令和4年5月25日、2022年5月25日閲覧
  8. ^ 『酒類総合研究所』「令和4酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」酒類総合研究所、令和5年5月24日、2023年5月25日閲覧

関連文献[編集]

  • 『ふぎんレポート/ふぎん地域経済研究所』「シリーズ100年企業への挑戦 - 埼玉の老舗企業に学ぶ (16) 武甲酒造株式会社」2011年11月
  • 『武甲(ぶこう)正宗(デジタル大辞泉プラス)』「埼玉県、武甲酒造株式会社の製造する日本酒。平成21年酒造年度の全国新酒鑑評会で金賞を受賞」2012年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]