正午から3時まで

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正午から3時まで
From Noon till Three
監督 フランク・D・ギルロイ英語版
脚本 フランク・D・ギルロイ
原作 フランク・D・ギルロイ
製作 M・J・フランコヴィッチ
ウィリアム・セルフ
出演者 チャールズ・ブロンソン
ジル・アイアランド
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 ルシアン・バラード
編集 モーリー・ワイントローブ
製作会社 フランコヴィッチプロダクションズ
ウィリアム・セルフプロダクションズ
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 アメリカ合衆国の旗 1976年8月[1]
日本の旗 1977年4月9日[2]
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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正午から3時まで』(しょうごからさんじまで、From Noon till Three)は1976年アメリカ合衆国の映画。

本作は、監督も務めるフランク・D・ギルロイ自身の小説『正午から3時まで』が原作である。

あらすじ[編集]

強盗団の一人グラハム・ドーシーは銀行強盗実行前日、強盗に失敗する夢を見た。

翌日、馬に乗り町に向かったが途中でのっている馬がだめになってしまう。代わりの馬を探しに民家を訪ね、そこで未亡人のアマンダと出会う。アマンダは馬は一頭もいないと言ったが、ドーシーが調べると馬はいた。しかしドーシーは、強盗仲間に馬はいないと言い民家に残ることにする。残りの4人で強盗をしてくるという仲間を待つことになった。ドーシーはアマンダと関係を持とうとするがアマンダは拒んでいた。しかしだんだん惹かれあっていき、2人は恋人同士となった。

その後、ドーシーの仲間が強盗に失敗したという知らせを聞かされ、アマンダはドーシーに仲間を助けに行かせる。一方、ドーシーは助けるつもりはなく、休憩していた歯科医の服と換え身代わりにする。しかし、その歯科医の詐欺容疑で刑務所に入ることになった。アマンダは、ドーシーが死んだと思い落胆していた。そんな中、町の人が連れてきた小説家が2人の話を小説にしたいという。そして、その小説は世界中でベストセラーとなり一躍有名人となる。

その後、出所したドーシーはアマンダに会うために町に来るが...。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
TBS
グラハム チャールズ・ブロンソン 森山周一郎
アマンダ ジル・アイアランド 小沢寿美恵
バック・バウワー ダグラス・V・フォーリー英語版 塩見竜介
フォスター ハワード・ブルーナー 城山堅
エイプ スタン・ヘイズ 大山高男
ボーイ デモン・ダグラス 広瀬正志
メキシコ人 ヘクター・モラレス 緒方賢一
コーディ・テイラー マイケル・ルクレア 三ツ矢雄二
サム デイヴィス・ロバーツ 叶年央
エドナ ベティ・コール 巴菁子
不明
その他
藤城裕士
塚田正昭
鳳芳野
山崎勢津子
江本はつみ
日本語版スタッフ
演出 伊達康将
翻訳 岩佐幸子
効果
調整 山田太平
制作 東北新社
解説 荻昌弘
初回放送 1981年3月2日
月曜ロードショー

※日本語吹替はDVD収録[8]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Release dates for From Noon till Three”. IMDb. 2011年12月28日閲覧。
  2. ^ 正午から3時まで”. キネマ旬報社. 2011年12月28日閲覧。
  3. ^ @siringo_real (2011年6月27日). "時効DVD制作日記9 ブロンソンの『正午から3時まで』は、正味70分の吹き替えしか残っておらず、そのまま作業を進めていたら一般の方から正味93分の録音カセットの提供のお申し出が。". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  4. ^ @siringo_real (2011年6月27日). "時効DVD制作日記9(つづき) 無論、カセットテープをお借りして、23分の吹き替えを追加するためパッチ作業をスタジオに依頼。ところが当時の技術ではジリノイズやハムノイズが十分に取りきれず、スタジオ側の判断で中止に。". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  5. ^ @siringo_real (2011年6月27日). "時効DVD制作日記9(つづき) 冗談じゃないよ、とスタジオに乗り込んで作業を再開させました。ファンは、多少音質が悪くても、1分でも長い吹き替えを望んでいるという信念がありましたから。音質が変わる点は、商品の注意書きで対応しました。". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  6. ^ @siringo_real (2011年6月27日). "時効DVD制作日記9(つづき) 当時は、DVDに収録する吹き替え素材は放送用マスターからが常識だったので、業界の一部の方からは呆れられました。が、現在はそれら放送用マスターの紛失から、VHSやカセット音源が続々DVDに収録されることに。". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  7. ^ @siringo_real (2011年6月27日). "時効DVD制作日記9(つづき) 独立系DVDメーカーはもちろん、大手メジャーですら、収録したい吹き替えが録画VHSやカセットしかない場合は、抵抗なく収録しています。その背後には、音声ノイズのクリーニング技術の飛躍的な向上があるわけですが。". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  8. ^ 当初は正味70分の音源しか現存していなかったが、一般から93分の録音カセットの提供がありそちらが収録されることになった。なお2023年現在では一般から募集した音源をDVDに収録することは普通に行われるようになったが当時はまだ珍しかったため業界の一部からは呆れられたという[3][4][5][6][7]

外部リンク[編集]