森岡正博

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森岡 正博(もりおか まさひろ、1958年9月25日 - )は、大阪府立大学教授高知県高知市出身。哲学者[1]。生と死を総合的に探求する生命学を提唱。代表的な著作は『無痛文明論』など。

元はウィトゲンシュタインの研究家であった。『生命学への招待』(1988年)でデビュー。翌年の『脳死の人』(1989年)で注目される。生命倫理に関する発言でメディアに登場。『意識通信』(1993年)はパソコン通信論の嚆矢。オウム真理教を論じた『宗教なき時代を生きるために』(1996年)で宮台真司らとともに論壇に登場。『無痛文明論』(2003年)は現代思想分野の話題作に。『感じない男』(2005年)は男のセクシュアリティ論。『草食系男子の恋愛学』(2008年)では「草食系男子」が流行語に。脳死の人・無痛文明論・感じない男は英訳進行中(公式サイト)、後2者は韓国語(ハングル)訳書籍あり。臓器移植法改正においては脳死者本人の意思表示を必要条件とする立場を取り、杉本健郎とともに「子どもの意思表示を前提とする臓器移植法改正案の提言」を発表。

ネット学術誌『現代文明学研究』(1998-2010年)編集長。『朝日新聞』書評委員(1996-1998年)。『朝日新聞』「悩みのレッスン」「生きるレッスン」回答者(2008年-2013年)Journal of Philosophy of Life 編集長(2010年 - )。

略歴[編集]


著作[編集]

単著[編集]

  • 『生命学への招待 バイオエシックスを超えて』(勁草書房 1988年)
  • 『脳死の人 生命学の視点から 』(東京書籍 1989年、福武文庫 1991年、法藏館 2000年)
  • 『意識通信 ドリーム・ナヴィゲイターの誕生』(筑摩書房1993、ちくま学芸文庫 2002年)
  • 『生命観を問いなおす エコロジーから脳死まで』(ちくま新書 1994年)
  • 『宗教なき時代を生きるために』(法藏館 1996年)
  • 『自分と向きあう「知」の方法 考える力をどう磨くか 』(PHP研究所 1997年、ちくま文庫 2006年)
  • 『生命学に何ができるか 脳死・フェミニズム・優生思想』(勁草書房 2001年)
  • 『引き裂かれた生命』(kinokopress.com 2002年)
  • 『書評という快楽』(kinokopress.com 2002年)
  • 『無痛文明論』(トランスビュー 2003年)
  • 『感じない男』(ちくま新書 2005年)
  • 『生命学をひらく 自分と向きあう「いのち」の思想』(トランスビュー 2005年)
  • 『草食系男子の恋愛学』(メディアファクトリー 2008年)
  • 『33個めの石 傷ついた現代のための哲学』(春秋社 2009年)
  • 『最後の恋は草食系男子が持ってくる!』(マガジンハウス 2009年)
  • 『生者と死者をつなぐ 鎮魂と再生のための哲学』(春秋社 2012年)
  • 『まんが 哲学入門 生きるって何だろう?』(講談社現代新書 2013年)

共著[編集]

  • 『電脳福祉論』5名との対談(学苑社 1994年)
  • 『男は世界を救えるか』井上章一との対談(筑摩書房 1995年)
  • 『生命・科学・未来 対話』養老孟司との対談(ジャストシステム 1995年、改題『対論・脳と生命』ちくま学芸文庫 2003年)
  • 『現代文明は生命をどう変えるか 森岡正博・6つの対話』6名との対談(法藏館 1999年)
  • 『救いとは何か』山折哲雄との対談(筑摩書房 2012年)

編著[編集]

  • 『「ささえあい」の人間学 私たちすべてが「老人」+「障害者」+「末期患者」となる時代の社会原理の探究』(法藏館 1994年)

出典[編集]

  1. ^ http://www.lifestudies.org/jp/morioka01.htm

外部リンク[編集]