枢密院 (イギリス)

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1837年、即位した日に枢密院会議を開催するヴィクトリア女王

枢密院(すうみついん、Privy Council) は、イギリス国王の政治上の諮問機関。

その前身は、ノルマン朝以来存在した、全貴族からなる封臣会議(ほうしんかいぎ)である。14世紀末ごろリチャード2世の時代に枢密院の名称で呼ばれるようになり、現在に至っている。

枢密院(Her Majesty's Most Honourable Privy Council)は、形式的には行政の最高権限を有している。しかし、現在は枢密院の一委員会として誕生した内閣が、行政の実権を有している。

枢密院の現在の機能は、枢密院司法委員会傘下の自治領裁判所植民地裁判所・領事裁判所および教会裁判所の有する海外領土からの上訴や宗教裁判など限定的なものである。司法委員会は、2009年10月1日連合王国最高裁判所(Supreme Court of the United Kingdom)発足まで、貴族院上訴委員会とともに、スコットランド刑事訴訟を除く英国本土の司法府を構成し、連合王国最高裁判所発足直前には、1999年から2007年にかけて相次いで新設もしくは復活したスコットランド、ウェールズ北アイルランドの各政府と連合王国政府との間の紛争をも審理していた。

枢密院議長(Lord President of the Council)は通常、内閣閣僚の一員として、庶民院あるいは貴族院の院内総務の任務を果たす。

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