林田学
表示
林田 学(はやしだ まなぶ、1956年 - )は、日本の法学者。元東洋大学教授。弁護士出身の実業家。法学博士(東京大学、1985年)(学位論文「動産売主の先取特権による優先的回収の実現 -買主破産の場合を中心として-」)。株式会社薬事法ドットコム社主。長崎県出身。
略歴
[編集]- 1977年 早稲田大学法学部入学
- 1979年 東京大学法学部学士入学
- 1985年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了
- 1992年 東洋大学法学部助教授 コンサルティング会社日米総研[1]を事実上経営する。
- 1997年 東洋大学法学部教授
- 1997年 法律学の教授又は准教授の在職5年以上の弁護士資格認定制度により弁護士の資格付与。
- 2006年 弁護士登録。ベルエアー法律事務所開設。
- 2007年 6月13日、東京都豊島区の漢方薬局「健命堂」による調剤報酬の詐欺事件に絡み、警視庁生活環境課が診療報酬や調剤報酬を不正請求を指南していたとして、詐欺容疑で逮捕。不正請求額は3000万円以上とみている。[2]
- 2007年 12月25日に診療報酬などの不正請求事件で、東京地裁(柴田誠裁判官、現津地裁刑事部部総括)は詐欺罪で懲役2年6カ月の実刑判決(のちに収監)[3]
- 2009年 8月1日に株式会社薬事法ドットコムを設立。
- 2009年 9月3日に林田学被告の上告について、最高裁判所第3小法廷(那須弘平裁判長)は棄却、懲役2年6カ月を破棄、懲役2年を言い渡した二審東京高裁判決が確定。決定は2日付。
活動
[編集]ベルエアー法律事務所時代の顧問料は月額10万円以上に設定し、薬事法関係の専門性を主張。PL法、情報公開法の著書がある。東洋大学助教授時代には、速水爽(はやみそう)名義で、早稲田セミナーの司法試験講座のうち、民事訴訟法、国際私法を担当。
主な著書
[編集]- 『PL法をクリアする表示・取扱説明書の書き方』(日本実業出版社、1995年)
- 『中小企業・下請企業のためのPL法の対策実務』(日本実業出版社、1996年)
- 『PL法新時代』(中央公論社、1995年)
- 『住まいとPL法』(大成出版社、1995年)
- 『企業情報の公開と秘密保持』(中央経済社、1999年)
- 『情報公開法』(中央公論新社、2001年)
- 『国際私法』(早稲田経営出版、1993年)
- 『民事訴訟法』(早稲田経営出版、1999年)
- 『フリーライセンスドクター』(文芸社、1999年)
- 『ゼロから始める! 4年で年商30億の通販長者になれるプロの戦略―――初心者でもヤル気とスマホがあればできる美健EC』(ダイヤモンド社、2013年)
- 『市場規模が3倍に! 健食ビジネス新時代を勝ち抜くプロの戦略---「機能性表示」解禁を、どう生かすか』(ダイヤモンド社、2015年)
- 『患者と家族のための がんが消える補完代替医療』(幻冬舎、2015年)
- 『機能性表示とノウハウカルテットで4年でビリオネアへの道』(河出書房新社、2016年)
- 『景品表示法の新制度で課徴金を受けない3つの最新広告戦略』(河出書房新社、2016年)
- 『退職前に開業できる! 素人でもたった2年で年商1.8億円を実現した美健EC』(ダイヤモンド社、2018年)
- 『ヘルスケアビジネスのための実録 景品表示法』(ダイヤモンド社、2020年)
脚注
[編集]- ^ https://www.usjri.com/us/
- ^ 2007年6月13日 日本経済新聞23面及び同日朝日新聞夕刊15面
- ^ 2007年12月26日 朝日新聞朝刊31面