外反母趾

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症例図

外反母趾(がいはんぼし、Hallux valgus)とは、親指小指の方に曲がっていく症状の総称。

目次

概要 [編集]

筋肉の横アーチ筋の低下などで指のつけ根にある横中足靭帯(横アーチ)が伸びたり、緩んでしまった上になど履物によって締め付けられることで結果、親指が小指側に曲り変形した状態。80%の割合で小指が親指側に曲る内反小指がある。外反母趾はその典型とも言える症例で、足に合わない靴を履いている場合・指を正しく使わない状態に多いとされ、女性に多く見られる。なぜ女性に外反母趾が多いのか、その理由は男性も女性も同じ重力の影響を受けているが、女性の方が男性より筋力が弱いために、重力の影響を受け易いからである。特にかかとの高い靴を長時間履いている場合になりやすいと言われている。幅の広すぎる靴を履くことにより足が前に滑り、捨て寸の部分につま先が入り込んで圧迫され、発症するケースが多い。症状の進行によって痛みを覚え、歩行や起立のたびに痛みを感じるようになる場合がある。よくハイヒールやパンプスが原因といわれるがこれは間違いであるため子供や男性にも発生する。同じ要因によって外反母趾と逆に足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は内反小趾(ないはんしょうし)と呼ばれる。親指は曲らないで親指のつけ根の骨だけが出張り、外見上、曲ったように見える仮骨性外反母趾とは異なる。

症状 [編集]

以下の4期に分類される。

  • 可逆期(代償期):親指の外反が、靴を脱ぐ、マッサージした場合にもとに戻る状態。
  • 拘縮期(非代償期):関節の炎症等が起こり靭帯などが固まってもとに戻らない状態。
  • 進行期(悪期):外反が自然に進行し、立っているだけでより外に曲がって行く状態。
  • 終末期:親指が他の指に重なり、親指の関節が脱臼したような状態。

又外反母趾で足裏が不安定だと、その不安定を首で補う為、頚椎と頭蓋骨の接続部が変形し、変形した首の骨が自律神経を誤作動させて甲状腺異常(バセドウ病、ハシモト病)や自律神経失調症など起こす。 親指の曲がった角度、外反母趾角で症状の重さが分類される。

外反母趾角 [編集]

  • ~15度 - 正常
  • 15~20度 - 軽症
  • 20~40度 - 中程度
  • 40度以上 - 重症

原因 [編集]

原因については個人差が大きい。発生が女性に多いために環境要因と遺伝的要因が上げられている。

  • アーチ筋低下要因:アーチ筋の低下により足が開張足になってしまう事で、足が横に広がってくると、今までバランスがとれていた筋肉が、ちょうど「弓の弦」のように足の指を引っ張ってしまい、結果として親指が曲がってしまう上に更に靴によって変形する。一番多いケースである。
  • 環境要因:女性の靴はファッション性が高いものが多く、足先を保護する機能が低い。それにもかかわらず、女性はそうした靴を選択してしまう傾向にあることが多い。また、近年社会状況の変化から立ったまま行なう仕事が増えたことも原因として上げられている。
  • 遺伝的要因:一般に女性の方が関節が柔らかく、筋肉の発達も弱いためになりやすい。また親指の長さが足指でもっとも長い場合に外反母趾になりやすいとされる。

出生時、外反母趾ようの母趾の異常がある場合、進行性骨化性線維異形成症の場合がある。200万人に一人の難病だが遺伝子検査で早期診断をする必要がある。

参考文献 [編集]

  • 暮らしと健康 2001.10号(保健同人社
  • 外反母趾のカサハラページ
  • 外反母趾の改善・治療・予防方法|古屋達司の自宅でできる外反母趾改善
  • 退化する日本人の足の指

患者 [編集]