吸虫

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吸虫綱 Trematoda
Botulus microporus.jpg
ミズウオの腸に寄生していた巨大な Botulus microporus
分類
: 動物界 Animalia
: 扁形動物門 Platyhelminthes
: 吸虫綱 Trematoda
学名
Trematoda Rudolphi, 1808
和名
吸虫綱
英名
fluke
亜綱

吸虫(きゅうちゅう、: fluke、学名:Trematoda)は、扁形動物吸虫綱に属する動物の総称で、寄生虫の1種。ジストマ二口虫とも言われる。この名は口吸盤腹吸盤の両方とも口だと思って、di (2) stoma(口)と呼んだことに起因するが、英語の「Distoma」というのは肝蛭類に限る。

寄生動物で、魚類から陸上脊椎動物まで、多くの動物を最終宿主とするものが知られている。人間を宿主とするものには、肺吸虫肝吸虫腸管吸虫横川吸虫日本住血吸虫などがある。これらの吸虫が人体におよぼす病害については肺吸虫症肝吸虫#肝吸虫症などを参照されたい。また、中間宿主であるサワガニモクズガニなどの項も参照のこと。

分類[編集]

楯吸虫亜綱(単生吸虫亜綱)[編集]

楯吸虫亜綱 Aspidogastrea は、主として魚類の体表面に外部寄生する。

二生亜綱(二生吸虫亜綱)[編集]

二生亜綱 Digenea は、脊椎動物の内部寄生虫で、一つ以上の中間宿主を持ち、何段階かの変態を経る。その順番は

卵 → ミラシジウムスポロシストレジアセルカリアメタセルカリア → 成虫

となっている。一部を欠くものもある。幼生が単為発生的に増殖するものも多い。