名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相

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名探偵明智小五郎シリーズ
怪人四十面相
ジャンル テレビドラマ
原作 江戸川乱歩
企画 西村俊一
脚本 伊上勝
監督 外山徹
出演者 中田博久
梓英子
天津敏
関口守一
幸田宗丸
オープニング 坂本博士
「冴えてる男」
時代設定 1966年
製作
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1966年4月3日 - 6月26日
放送時間日曜日19:30-20:00
放送分30分
回数13
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名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相』(めいたんていあけちこごろうシリーズ かいじんよんじゅうめんそう)は、1966年4月3日から6月26日にかけて日本テレビ系で放送された、宣弘社プロダクション制作のテレビドラマ[1][2]

概要[編集]

江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズをテレビドラマ化した作品[1][2]。舞台を放送当時の現代(1966年)に置き換え、当時のスパイブームの影響によりスパイアクションやSFの要素が加味されている[1][2][3]。特に明智小五郎が乗る特殊秘密カーは『007』シリーズからの影響が強いものである[1]

企画段階では『宇宙怪人』という題名であったが、視聴者に馴染みやすい題名とする配慮から『怪人四十面相』に改められた[2]

主演は翌年に『キャプテンウルトラ』でも主演を務めた中田博久、ヒロインは後年『清水次郎長』でブレイクする梓英子が務めた[1][3]

企画の西村俊一、脚本の伊上勝、レギュラー出演の天津敏牧冬吉など宣弘社プロダクション制作の『隠密剣士』と同様の布陣であるが、同作品の監督であった船床定男は別作品へ参加していたため、本作品では外山徹が監督を務めた[2]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 製作 - 小林利雄(宣弘社プロダクション)、山田宗雄(日本テレビ)
  • 企画 - 西村俊一
  • 原作 - 江戸川乱歩
  • 脚本 - 伊上勝
  • 撮影 - 関口政雄
  • 美術 - 小林晋
  • 音楽 - 平山正夫
  • 照明 - 大塚勝治
  • 助監督 - 小出良助
  • 編集 - 角井美知子
  • 効果 - 山辺信雄
  • 録音 - 日本録音センター
  • 製作主任 - 野尻昌治
  • 擬斗 - 松宮武久
  • 監督 - 外山徹
  • 製作 - 宣弘社プロダクション日本テレビ

主題歌[編集]

「冴えてる男」
作詞 - 加藤省吾 / 作曲 - 小川寛興 / 歌 - 水野あきら→坂本博士

作品リスト[編集]

  • 黄金仮面(全4回)
  • 天空魔人(全4回)
  • 透明怪人(全5回)

映像ソフト[編集]

『昭和の名作ライブラリー』第19集として2014年5月30日に、全13話を収録したデジタルリマスター版のDVDBOXが発売された[3]。これが初の映像ソフト化である[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 石橋春海 2014, pp. 58–59, 「1966 名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相」
  2. ^ a b c d e 宣弘社フォトニクル 2015, p. 23, 「怪人四十面相」
  3. ^ a b c d 昭和の名作ライブラリー 第19集名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相 DVD-BOX デジタルリマスター版”. 2016年7月10日閲覧。

参考文献[編集]

  • 石橋春海『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2014年7月9日。ISBN 978-4-7747-5934-0 
  • DVD『宣弘社フォトニクル』 2015年9月18日発売 発売元-デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-133
日本テレビ 日曜19時台後半枠
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名探偵明智小五郎シリーズ
怪人四十面相