単廷珪

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単 廷珪(ぜん ていけい、Shan TingGui)は、中国小説四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。

梁山泊第四十四位の好漢。地奇星の生まれ変わり。渾名は聖水将(せいすいしょう)で、由来は水攻めを得意としたことに由来。ただし物語の中で実際にこの得意戦術で戦うシーンはない。火攻めを得意とするという神火将・魏定国とつねにペアで行動する。

生涯[編集]

元は凌州の団練使。魏定国の赤い鎧に対して、単廷珪は黒い鎧、黒柄の槍、黒馬に騎乗し、黒い装束の歩兵を率いていた(五行思想においては、赤は火を、黒は水を表す)。梁山泊討伐に派遣された猛将・関勝とは旧知の仲であった。しかし関勝らが梁山泊軍に投降し、さらに北京大名府まで陥落したとの報に朝廷は慌て、宰相蔡京が推挙した単廷珪・魏定国に梁山泊討伐の勅命が下った。

緒戦において、関勝の副将宣贊郝思文らを破ったが、関勝との一騎打ちで敗れ、投降する。魏定国の投降説得を命じられ、関勝の協力を得て成功し、2人は梁山泊軍の頭領として迎えられた。直後の曽頭市攻め、および東昌府攻略に参戦。

108人勢揃いの歳には小彪将兼斥候頭領十六員の第七位の将校となり、西の寨の守将となった。梁山泊軍が招安を受けて官軍になった後は、大遼征伐をはじめ、魏定国とともに各地で奮戦し活躍する。

方臘征伐においても活躍したが、歙州攻めにおいて城門が開放されているのを見て魏定国とともに突入し、落とし穴の罠にかかって討ち取られた。死後、方臘の乱を鎮圧した後に節義郎に封ぜられた。

関連項目[編集]