北九州田野浦中継局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

北九州田野浦中継局(きたきゅうしゅうたのうらちゅうけいきょく)は、福岡県北九州市門司区にあるテレビ放送の中継局である。

概要[編集]

門司区の企救半島最端部にある田野浦地区は、対岸の山口県側からの電波はよく届くが、地元北九州の八幡テレビ・FM放送所からの電波はほとんど届かない。この状態を解消するために設けられた中継局の一つである。このため、デジタルテレビ放送についても中継局が設けられることとなった。

全国区のNHK北九州放送局は「北九州田野浦中継局」を名乗るが、地元民放は全て単に「田野浦中継局」である。

  • 所在地:福岡県北九州市門司区鳴竹1丁目162番地3号(新開団地南方高地)

開局年月日[編集]

  • 1967年(昭和42年)2月25日 - NHK北九州 開局
  • 1976年(昭和51年)2月5日 - 民放各局 開局

送信設備[編集]

地上デジタルテレビジョン放送[編集]

リモコン番号 放送局名 チャンネル番号 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 放送開始日
1 KBC九州朝日放送 22 300mW 460mW 福岡県 2,838世帯 2008年7月1日
2 NHK北九州教育 53[1] 450mW 全国
3 NHK北九州総合 37 福岡県東部
4 RKB毎日放送 14 460mW 福岡県
5 FBS福岡放送 36
7 TVQ九州放送 19
8 TNCテレビ西日本 34

地上アナログテレビジョン放送[編集]

チャンネル 放送局名 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 開局日
43 FBS福岡放送 映像3W
音声750mW
映像4.7W
音声1.15W
福岡県 - -
45+ KBC九州朝日放送 -
48+ NHK北九州教育 映像3.6W
音声900mW
全国 -
51+ NHK北九州総合 福岡県東部 -
55 RKB毎日放送 映像4.7W
音声1.15W
福岡県 -
59- TNCテレビ西日本 -
  • TVQにはチャンネルが割り当てられていなかった。

備考[編集]

  • 地上デジタルテレビジョン放送は、2008年(平成20年)6月2日から6月30日まで全局試験放送実施、7月1日に全局本放送開始。
  • 地上アナログテレビジョン放送は、2011年(平成23年)7月24日までに全局放送終了。
  • TVQ九州放送はアナログ局が未開局だったため、当然デジタル新局である。なお、大里藤松地区にはアナログ中継局を設置している。
  • 主な受信地域は、福岡県北九州市門司区の一部。

脚注[編集]

  1. ^ このチャンネルは空きが無い為の仮割り当てであり、完全デジタル化後に48chへ変更される。

外部リンク[編集]