交響曲第9番 (シュポーア)

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交響曲第9番 ロ短調 作品143 「四季」(: Sinfonie Nr. 9 "Die Jahresreiten" op. 143) は、ドイツの作曲家ルイ・シュポーア1849年に作曲した交響曲であり、シュポーアが完成させた最後の交響曲でもある(第10番変ホ長調(1857年)は未完に終わり、2006年まで補筆・初演されなかった)。初演は1850年ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団によって行われた。

編成[編集]

フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、バス・ホルン、ティンパニ弦5部

楽曲構成[編集]

全4楽章、2部からなり、四季を表している。演奏時間は約25分から30分。

  • 第1部
    • 第1楽章 「冬」 Allegro maestoso(ロ短調)
      • 短い移行部分を経て第2楽章へ続く。
    • 第2楽章 「春」 Moderato(ト長調
  • 第2部
    • 第3楽章 「夏」 Largo(ロ長調
      • 短い序奏を経て第4楽章へ続く。
    • 第4楽章 「秋」 L'istesso tempo(ニ長調→ロ長調)

参考文献[編集]

  • 井上和男『改訂版 クラシック音楽作品名辞典』三省堂、1998年2月10日、321頁。 

外部リンク[編集]