亜硫酸ナトリウム
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| 亜硫酸ナトリウム | |
|---|---|
| IUPAC名 | 亜硫酸ナトリウム |
| 組成式 | Na2SO3 |
| 式量 | 126.06 g/mol |
| 形状 | 無色結晶 |
| 結晶構造 | 六方晶(無水物) 単斜晶(7水和物) |
| CAS登録番号 | 7757-83-7(無水物) |
| 密度と相 | 2.63 g/cm3, 固体 |
| 融点 | 600 ℃(分解) |
| 出典 | ICSC |
亜硫酸ナトリウム(ありゅうさんナトリウム、sodium sulfite)は亜硫酸のナトリウム塩で、化学式 Na2SO3 で表される無機化合物。
排煙脱硫の過程で二酸化硫黄 SO2 を吸収した洗浄液に含まれる。ドライフルーツの退色を防いだり、肉類を保存する際の防腐剤として用いられる。また、チオ硫酸ナトリウムと同様に単体ハロゲンをハロゲン化水素に変換する性質を持ち、写真の作成やプールの塩素濃度を減少させるのに使われる。
用途 [編集]
主にパルプ・紙工業で利用される。写真工業においては、展開液の酸化を防ぐ目的で脱酸素剤として、あるいは定着液(チオ硫酸ナトリウム)をフィルムなどから洗い流すのに使われる。織物工業では脱色剤、脱硫剤、脱塩素剤として、革製品業ではなめし液の亜硫酸化に、化学工業ではスルホン化やスルホメチル化試薬として用いられる。チオ硫酸ナトリウムを製造する際の原料でもある。その他の利用例として鉱石の浮遊選鉱法、オイルの回収、食料品の防腐剤、染料の製造、洗剤が挙げられる。アルデヒドとの反応により亜硫酸水素付加物を、ケトンとの反応によりスルホン酸を与える。アルデヒドやケトンの精製や単離に用いられることもある。
反応 [編集]
弱めの酸とも反応して二酸化硫黄ガスを発生させる。
- Na2SO3 + 2 H+ → 2 Na+ + H2O + SO2
飽和水溶液のpHは約9である。溶液を空気にさらすと徐々に酸化されて硫酸ナトリウムとなる。室温以下で水溶液から再結晶させると7水和物が晶出し、これは温かく乾燥した空気中で風解する。7水和物の結晶も空気中で酸化されて硫酸塩を与えるが、無水物は空気に対しては比較的安定である[1]。
参考文献 [編集]
- ^ Merck Index of Chemicals and Drugs, 9th ed. Monograph 8451.
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