ワシーリー・リヴァーノフ

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ワシーリー・リヴァーノフ
生誕 1935年
7月19日
ソビエト連邦、モスクワ
国籍 ロシア連邦
民族 ロシア人
出身校 シチューキン名称演劇学校(1958卒)、高等監督コース(1966年卒)
職業 俳優、映画監督、声優、作家
肩書き ロシア連邦共和国人民芸術家(1988)
配偶者 エレーナ・リヴァーノワ(1963~)
ボリス・リヴァーノフ
受賞 祖国に対する功労4等勲章(2005年)、大英帝国名誉勲章(OBE、2005年)

ワシーリー・ボリーソヴィチ・リヴァーノフロシア語: Василий Борисович Ливанов、1935年 - )はロシアモスクワ出身の俳優映画監督作家である。

略歴[編集]

ワシーリー・リヴァーノフは祖父の代から続く俳優の家系に生まれた。父親のボリス・リヴァーノフは、モスクワ芸術座のスタジオでコンスタンチン・スタニスラフスキーに学んだ有名な舞台俳優であり、そのためワシーリーは子供の頃からモスクワの著名な監督や俳優達を目にしていた。絵画的才能にも恵まれていた彼は、美術アカデミー付属美術学校を卒業した後、父親と同じ俳優の道に進むべくシチューキン名称演劇学校に学んだ。58年に演劇学校卒業後は、ワフタンゴフ劇場に入ったが役が回ってこなかったために映画界に転身。『鶴は翔んでゆく』で知られるミハイル・カラトーゾフ監督の『送られなかった手紙』(59)で映画デビューした。この頃、アンドレイ・タルコフスキーアンドレイ・コンチャロフスキーとも出会っている。2人に『アンドレイ・ルブリョフ』の構想を提案したのはリヴァーノフである。

その後、2年制の高等監督コースでも学び、レオニード・トラウベルクミハイル・ロンムに師事した。監督作品として、長編アニメーション映画『青い鳥』(70)等がある。アニメーションの声優としても活躍し、「チェブラーシカ」シリーズではワニのゲーナを演じている。だが、ソ連時代の1970年代末から80年代半ばにかけて製作されたロシア版ホームズ連作でシャーロック・ホームズを演じたことが、彼のキャリアの転換点となった。ワトソン役で共演したヴィターリー・ソローミンとの友情は、この連作が完結した後も四半世紀近く続いた。

おとぎ話や戯曲、短編小説、エッセイの作者でもあり、ボリス・パステルナークに関する著書もある。

主な作品[編集]

監督[編集]

  • 青い鳥 Синяя птица (1970)、長編アニメーション
  • ブレーメンの音楽家たちを追いかけて По следам бременских музыкантов (1973)、短編アニメーション
  • ドン・キホーテの帰還 Дон КИнот возвращается (1997)、長編劇映画

出演[編集]

参考文献[編集]

  •  西周成『ロシア版ホームズ完全読解』、ISBN 978-4-434-17043-0、アルトアーツ/星雲社、2012年 
  • Василий Ливанов, "Неизвестный Шерлок Холмс", ISBN 978-5-699-43373-5,Алгоритм-Издат,М.,2010.

外部リンク[編集]