ルス (スコットランド)

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ルス

ルス教区教会
ルスの位置(アーガイル・アンド・ビュート内)
ルス
ルス
カウンシル・エリア
構成国スコットランドの旗 スコットランド
イギリスの旗 イギリス
警察スコットランド
消防スコットランド
救急医療スコットランド
欧州議会スコットランド
英国議会
スコットランド議会
場所一覧
イギリス
スコットランド
北緯56度05分49秒 西経4度38分41秒 / 北緯56.096944444444度 西経4.6447222222222度 / 56.096944444444; -4.6447222222222座標: 北緯56度05分49秒 西経4度38分41秒 / 北緯56.096944444444度 西経4.6447222222222度 / 56.096944444444; -4.6447222222222

ルス英語: Lussスコットランド・ゲール語: Lusハーブ」の意)は、スコットランドアーガイル・アンド・ビュートにある、ローモンド湖西岸の村。

歴史[編集]

歴史的には、ダンバートンのカウンティ英語版に属し、古名は「Clachan dubh」(「暗い村」の意)といった。湖越しに見る北方の眺めには、マンロー英語版と総称される山々の中で最も南に位置するベン・ローモンド山英語版が聳え、西方にはルス丘陵 (Luss Hills) が広がっている。

中世暗黒時代のはっきりしない時期に、聖ケソッグ英語版が、ルスにキリスト教をもたらした。現在の協会の敷地内には、中世前期から中世の遺物が多数残されており、7世紀に遡るとされる石の十字架や、11世紀ホグバック英語版(彫刻を施された墓石)などもある。現在の教会の中には、状態の良い中世後期司教肖像彫刻英語版が、保存されている。現在のスコットランド国教会ルス教区教会英語版は、1875年サー・ジェームズ・コフーン(Sir James Colquhoun, 5th Baronet:第5代準男爵)が、1873年12月に湖で溺死した同名の父(第4代準男爵)のために建てたものである。この教会は、オンライン・サービスが有名で、ほとんどが教区外からのカップルによって年間100組以上の結婚式が行なわれることで知られている。ルスは、コフーン氏族の発祥の地でもある。

名所[編集]

ルスは、今では保存聚落 (conservation village) となっており、交通量の多い幹線であるA82は、村をバイパスしている。聚落内の家屋の多くは、絵のように美しいと評されている。村にはキルト (衣装) の製作所や、バグパイプの製作所がある[1]。近年、ルスは、スコティッシュ・テレビジョン英語版テレビドラマTake the High Road』のおもな屋外ロケ地となったことで知名度が上がった。このシリーズの制作は終了しているが、ルスの住民の中にはロケ地となっていたことを誇りとしており、作中の架空の地名「グレンダロック (Glendarroch)」が、一部の建物の名称に用いられている。

村の1マイルほど南方にあるオルドクライ英語版入り江には、礎盤の上に建てられた人物像がある。これを湖で溺死した子どもの慰霊碑だとする都市伝説があるが、実際には1890年に地元の石工ロンドンでスクラップとして捨てられていたのを見つけてきた彫像である。地元で「ウィー ・ピーター (Wee Peter)」と呼ばれているこの像は、しばらくの間、鉄道の近くに設置されていたが、その後、現在地に移された[2]

施設[編集]

ルスの埠頭から見たロック・ローモンド・ホテル (Loch Lomond Hotel) のロッジ。

村には、ローモンド湖の南端にあるバロック英語版へ向かう水上バスの便があり、バロックにはグラスゴーに結ばれた鉄道の駅や、ショッピングセンター「Lomond Shores」がある。ルスの埠頭は、ローモンド湖を船で巡る拠点となっている。

長くバークレイズスコティッシュ・オープンが開催されていたロック・ローモンド・ゴルフ・クラブ英語版は、村域内に位置している。

脚注[編集]

  1. ^ Luss On Line”. Luss On Line. 2012年1月23日閲覧。
  2. ^ Wee Peter - LUSS TV - YouTube”. uk.youtube.com (2007年2月27日). 2012年1月23日閲覧。
ルスのダグラスモミ(ベイマツ)。背後に礼拝堂がある。

関連項目[編集]