リクリット・ティーラワニット

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リクリット・ティーラワニット(タイ:タイ語: ฤกษ์ฤทธิ์ ตีระวนิช、 英:Rirkrit Tiravanija、1961年-)は、アルゼンチンブエノスアイレス生まれのタイ王国現代アート芸術家である。ニューヨークベルリンバンコクなどを拠点にしている。日本語では英語の表記からリクリット・ティラバーニャリクリット・ティラヴァーニャとカナ表記されることが多い。

業績[編集]

リクリット・ティーラワニットの初期のインスタレーション作品は鑑賞者にタイ料理を振舞うというものであった[1]。芸術家の社会的役割を探求するリクリットの作品はパリのパレ・ド・トーキョー現代美術館館長のニコラ・ブリオ(Nicolas Bourriaud)は「関係性の美学」を持っていると評した。リクリットのインスタレーション作品は饗宴、料理、読書、音楽鑑賞をするための舞台や空間の形を取る。生活や社会に関わってゆくためのそういった建築、構築物がリクリットの作品の核となる要素になっている。

リクリットの作品は世界中の美術館、ギャラリーに展示されている。個展だけでもパリ市立近代美術館(2005)、サーペンタイン・ギャラリー ロンドン(2005)、ウィーン(2002)、ニューヨーク近代美術館(1997)で行われた。またグループ展への参加は、第8回シャルジャ・ビエンナーレ アラブ首長国連邦(2007)、第27回サンパウロビエンナーレ ブラジル(2006)、ホイットニービエンナーレ2006 ニューヨーク(2006)、そして第50回ヴェニスビエンナーレ(2003)で行われた。

さらに、リクリットはニューヨークのギャヴィン・ブラウン・ギャラリー(Gavin Brown Gallery)の代表も務めて。ヴェニスヴィエンナーレ2003の時にはハンス・ウルリッヒ・オブリストモーリー・ネスビットと共に『ユートピア・ステーション(Utopia Station)』の共同キュレーターを務めた。また、タイ王国チェンマイカミン・ラーチャイプラサートと共同で始めた、現代美術と農の伝統価値を融合させるプロジェクト「The Land Foundation(ランド・ファンデーション)」の主催者でもある。

1991年に著名な画家であるエリザベス・ペイトンと結婚するが、90年代の終わりには別居状態であり、2004年に離婚した。ギャヴィン・ブラウン・ギャラリーが両者の代理人を務めている。[2]

2008年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館がリクリットに展覧会「anyspacewhatever」のビデオ製作を依頼した。その「Chew the Fat」と題されたリクリットのビデオはベルリンのノイゲリームシュナイダーに2009年の6月から9月までの間展示された。

そのほかプロジェクト[編集]

  • 1990年- 『Pad Thai(パッタイ)』-パウラアレンギャラリー ニューヨーク、アメリカ
  • 1998年- 『Super Market (スーパーマーケット)』-巡回展
  • 2002年 『Untitled, 2002 (demo station no.3)』-「リクリット・ティラバーニャ:すみだ川モード展」、すみだリバーサイドホール・ギャラリー、東京
  • 2002年 『リクリット ティラバーニャ展』 東京オペラシティアートギャラリー、東京
  • 2004年 『カミン・ラーチャイプラサート&リクリット・ティラバーニャ回顧展』- チェンマイ大学芸術学部展示、チェンマイ、タイ

受賞[編集]

日本との交流[編集]

著書[編集]

  • 『Passage Cosmo To Fishy Travels』 CCA Artist Book Series June 28, 2002 pp. 216 ISBN 4901387154

参考文献[編集]

外部リンク[編集]