ラファエル・ドルイアン

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ラファエル・ドルイアン
生誕 (1927-11-09) 1927年11月9日
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 ヴォログダアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
死没 (2002-09-06) 2002年9月6日(80歳没)
学歴 カーティス音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン

ラファエル・ドルイアン(Rafael Druian, 1922年1月20日 - 2002年9月6日)は、旧ソ連出身の、アメリカで活躍したヴァイオリニスト

生涯[編集]

1922年、ヴォログダ生まれ。幼少期にハバナに家族で移住し、8歳の頃よりアマデオ・ロルダンにヴァイオリンを師事。1932年にフィラデルフィア管弦楽団のオーディションを受けたが、レオポルド・ストコフスキーの口利きでカーティス音楽院に入学することになり、リー・ルボシャッツ英語版エフレム・ジンバリストに師事した。

1942年にカーティス音楽院を卒業後、1946年までアメリカ陸軍の軍楽隊でメロフォンを演奏した。1947年から1949年までアンタル・ドラティの率いるダラス交響楽団のコンサートマスターを務め、1949年にドラティと共にミネアポリス交響楽団に移籍した。1960年からクリーヴランド管弦楽団のコンサートマスターとなったが、1969年に退任した。

引退後はカリフォルニア芸術大学の音楽学部の副学部長となった。1971年に大学職を離れると、1974年までニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートマスターを務め、1974年より1980年までカリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭をとった。その後はボストン大学や母校のカーティス音楽院などで教鞭をとった。

2002年、フィラデルフィアにて没[1]

主要ディスコグラフィ[編集]

  • Wolfgang Amadeus Mozart (1987). Clarinet concerto K. 622 : Sinfonia concertante K. 364. CBS. OCLC 679745959  - 協奏交響曲のヴァイオリン・パートを担当。ヴィオラ・パートはエイブラハム・スカーニック
  • Ernest Bloch (1956). Violin sonata no. 1 Violin sonata no. 2 : "Poème mystique". Mercury. OCLC 3528770  - ピアノはジョン・シムズ

脚注[編集]

  1. ^ “Rafael Druian, 80, Violinist and Conductor”. The New York Times (The New York Times Company). (2002年9月23日). https://www.nytimes.com/2002/09/23/arts/rafael-druian-80-violinist-and-conductor.html 2021年11月28日閲覧。