ユニオン・パシフィック鉄道M-10000形列車

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M-10000
M-10000後部

ユニオン・パシフィック鉄道M-10000形列車(ユニオン・パシフィックてつどうM-10000がたれっしゃ)は、ユニオン・パシフィック鉄道1934年2月12日に導入された流線型気動車である。パイオニア・ゼファーと並び、アメリカ合衆国における最初期の流線型気動車特急の一つでもあった。

概要[編集]

連接台車を使用した3両編成の流線型列車で、先頭車両が動力車である。車両はプルマン社により1編成のみが製造された。「シティ・オブ・サライナ」と命名されカンザスシティサライナ間の特急サービスに利用されたが、車体のジュラルミン第二次世界大戦金属供出に用いるなどの理由で1942年に解体され、現存しない。

性能[編集]

  • 軌間:1,435mm
  • 全長:62m
  • 運転整備重量:85t
  • 機関:ウィントンエンジン製191-A型 V型12気筒ディスティレートエンジン[1]1基
  • 出力:600PS

その他[編集]

現代のユニオン・パシフィック鉄道の機関車の一例
  • 製造費用は当時の価格で230,997ドルであった。
  • バージニア・リー・バートン作の絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」に本形式が登場している。
  • 黄色を主体に赤帯を巻いた塗装はもともとM-10000のためにデザインされたものであったが、ユニオン・パシフィック鉄道の他形式にも波及し、2014年現在も茶色部分を灰色に変更のうえで継続して使用されている。

脚注[編集]

  1. ^ 燃料に軽油類似のものを使用するが、点火栓が必要なもので、ディーゼルエンジンではない。1気筒あたり4本のプラグと、ガソリンエンジンに点火する以上の高電圧・高電流が必要であった。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]