メソサウルス

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メソサウルス
地質時代
ペルム紀前期
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
階級なし : 竜弓類 Sauropsida
: 中竜目 Mesosauria
: メソサウルス科 Mesosauridae
: メソサウルス属 Mesosaurus
学名
Mesosaurus
Gervais, 1988 - 66
  • M. tenuidens

メソサウルス (Mesosaurus) は、中生代ペルム紀前期に生息していた初期有羊膜類爬虫類と姉妹群である[1]中竜目に属する。属名は「中間のトカゲ」を意味する。

形態[編集]

全長約40cm - 1m。水中に適応した身体を持つ。一度地上生活に適応した後、祖先の両生類の様に水中生活に戻ったグループの一つと考えられている。

頭蓋骨
この生物は、長い部と眼窩付近に鼻孔を持つ頭蓋骨を持っていた。その顎には、最大の特徴である細かい針状の歯が多数生えていた。これらの歯は、一本ずつ歯槽に収まっていたが、捕食するには脆弱であった。[2]化石の保存状態が良くないことからあまり詳細な形態は判明していないが、眼窩後部に下側側頭窓が存在していたらしいということが指摘されている。しかし、これが単弓類のものと相同であるかは判明していない。[3]
胴体
軽い構造の身体を持っており、頭部、胴体ともに流線型であった。肩帯腰帯は縮小しており四肢は細く、肢端は鰭脚状になっていた。後肢はより長く、水中で推進力を得るのに適した形態となっている。尾は長く高さがあり、扁平である。[2]一方肋骨が厚くなり(現代の海牛類で見られる特徴)、胴体をくねらす事が出来ない。脊柱神経弓が拡大しており、カプトリヌス形態との類似を指摘されている[4]

生態[編集]

化石が発見された地層堆積物から、この生物は湖沼など陸水系に生息していたと推定される。四肢の構造などから生涯の大半を水中で過ごし、陸上に上がることは稀であったであろう。おそらく彼らは針状の歯で、水中のプランクトンや小さな甲殻類を濾し取って食べていたと思われる。[2]

分布[編集]

ゴンドワナ大陸のメソサウルスの分布域(青色)

メソサウルスはリストロサウルス同様、大陸移動説を強力に裏付ける物証である。その化石は南アフリカ南米で発見されている。この生物は淡水性で小型であり、大西洋を渡ることが出来なかった為、この生物の分布はアフリカと南米の両大陸が、かつては結合して地続きであった事を示している。当時、ゴンドワナ大陸のアフリカと南アメリカの境に巨大湖が存在したと推定され、彼らはここに生息していたのではないかといわれる。[5]

脚注[編集]

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  1. ^ 有羊膜類の系統分類(渡邊誠一郎)
  2. ^ a b c 『脊椎動物の進化』 134頁
  3. ^ 『脊椎動物の進化』 136頁
  4. ^ 『脊椎動物の進化』 136 - 138頁
  5. ^ 『脊椎動物の進化』 138頁

関連項目[編集]

参考文献[編集]