マーラ (動物)

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マーラ
マーラ
マーラ Dolichotis patagonum
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
亜目 : テンジクネズミ亜目 Caviomorpha
: テンジクネズミ科 Caviidae
: マーラ属 Dolichotis
: マーラ D. patagonum
学名
Dolichotis patagonum
(Zimmermann, 1780)
和名
マーラ
英名
Patagonian cavy
Patagonian hare
Patagonian mara

マーラDolichotis patagonum)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネズミ目(齧歯目)テンジクネズミ科マーラ属に分類される齧歯類。マーラ属の模式種

分布[編集]

種小名patagonumは生息地であるパタゴニアに由来し、英名のPatagonianと同義。アルゼンチン固有種

形態[編集]

体長50〜75cm。尾長4.5cm。体重8〜9kg。テンジクネズミ科最大種。背面は褐色、腹面は白い体毛で覆われる。腰の体毛は黒く、臀部に房状の白い体毛が生える。眼や外耳は大型で、四肢は長い。

生態[編集]

パンパに生息する。昼行性で、夜間は地面に掘った穴の中で休む。ペアで生活し、ペアは一生解消されない。オスはメスに従うように行動し、メスが採食や授乳を行う時はオスが見張りを担当する。オス同士は激しく争う。繁殖期や食物が豊富な場所では、複数のペアが集まった大規模な群れを形成することがある。跳躍するように走行し、走行速度は時速45kmに達するとされる。

食性は植物食で、主にイネ科を食べる。

繁殖形態は胎生で、年に2回地面に穴を掘り、1回につき1〜3頭の幼獣を産む。幼獣は生後4か月ほどまで穴の中で過ごし、母親は1日1〜2回この穴を訪れ、穴の外で自分の産んだ幼獣にのみ授乳する。1つの穴を1〜15のペアが共同で使い、穴の近くには少なくとも1つのペアが滞在し、見張りを行う。

画像[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、50頁。
  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科5 小型草食獣』、平凡社1986年、106-111、172頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、158頁。

外部リンク[編集]