マフムート・ムラドフ

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マフムート・ムラドフ[1]
本名 マフムート・ムラドフ
(Makhmud Muradov)
生年月日 (1990-02-08) 1990年2月8日(34歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
タジク・ソビエト社会主義共和国ドゥシャンベ
原語名 Маҳмуд Мурадов
通称 マフ
(Mach)
居住  チェコ
プラハ
国籍 タジキスタンの旗 タジキスタン
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
身長 188 cm (6 ft 2 in)
体重 84 kg (185 lb)
階級 ミドル級
リーチ 192 cm (76 in)
スタイル キックボクシング
チーム ザ・マネー・チーム
(メイウェザー・ボクシングクラブ)
レギオン・ファイトクラブ
(ムラドフ・チーム)
ブラックコブラ・ストライキング・システム
SK・MMAモンスター・プラハ
アンコスMMA・ポズナン
ロンドン・シュートファイターズ
現役期間 MMA:2012年 -
総合格闘技記録
試合数35
勝利26
ノックアウト17
タップアウト3
判定6
敗戦8
ノックアウト1
タップアウト4
判定3
無効試合1
その他
総合格闘技記録 - SHERDOG
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マフムート・ムラドフロシア語: Махмуд Мурадовタジク語ウズベク語: Маҳмуд Мурадов英語: Makhmud Muradov1990年2月8日 - )は、ウズベキスタンタジキスタン男性総合格闘家、元キックボクサータジク・ソビエト社会主義共和国ドゥシャンベ出身。ザ・マネー・チーム所属。

来歴[編集]

タジク・ソビエト社会主義共和国(現タジキスタン共和国ドゥシャンベで、タジク人の父親とウズベク・ソビエト社会主義共和国出身の母親の間に生まれる。タジキスタン内戦が勃発したため1993年に家族でウズベキスタンに亡命。2019年にウズベキスタンの市民権を取得した。

幼少期にボクシングを始め、キックボクシングではK-1ルールのウズベキスタン国内ジュニア王者に輝いた。

父親が自動車事故の後遺症で介護を要する状態となったため、家族を養うために15歳の時に学校を中退して働きに出た。17歳からコンバットサンボを始め、同時にシベリア警備員として働き始めたが、警備の勤務中にナイフで刺されたり、銃撃されるなどトラブルが絶えなかったため、ウズベキスタンに帰国。帰国したウズベキスタンではコンバットサンボで収入を得られるようになるが、より高収入の仕事を探すために19歳の時にチェコの首都プラハへ移住する。建設現場の作業員清掃員ウェイターなど様々な仕事をしながら、無料でジムでの寝泊まりとトレーニングをやらせてもらえる格闘技ジムを見つけ、ムエタイ総合格闘技を始めた。

総合格闘技[編集]

2012年、プロ総合格闘技デビュー。様々な団体で経験を積み、28戦22勝の戦績を残す。

UFC参戦前のムラドフ

UFC[編集]

2019年9月28日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Hermansson vs. Cannonierでアレッシオ・ディ・キリコと対戦し、3-0の判定勝ち。

2019年12月7日、UFC on ESPN: Overeem vs. Rozenstruikでトレバー・スミスと対戦し、右フックで3RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2021年1月24日、UFC 257でアンドリュー・サンチェスと対戦。3Rに右フックでぐらつかせ、追撃のスタンドパンチ連打でTKO勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

人物・エピソード[編集]

  • ボクシング世界五階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアが2017年3月にチェコを訪れた際に知り合うと友人となり、2018年2月にメイウェザーが主宰するボクシングプロモーション「ザ・マネー・チーム」(TMT)と、総合格闘家として初めて契約した[2]。メイウェザーは所属選手のムラドフについて「MMA史上最高のファイターだ」と発言している[3]
  • 試合前になるとネバダ州ラスベガスのメイウェザーのボクシングジムや打撃コーチであるデューウィー・クーパーのジムでトレーニングを行っており、メイウェザーから直接指導を受けることもある。
  • 自分自身のことを「チェコの心を持ったウズベク人」や「ウズベキスタン出身のチェコ人」と呼ぶほど、在住しているチェコとプラハに思い入れが大変強いため、メイウェザーからラスベガスへの移住を勧められているが断っている。
  • 語学に堪能でウズベク語チェコ語ロシア語英語ポーランド語アラビア語を話すことが出来る。
  • チェコの歌手モニカ・バガロワ英語版と交際しており、2020年5月には彼女との間に娘をもうけている。

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
35 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
26 17 3 6 0 0 1
8 1 4 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
アリアスカブ・キズリエフ 1R 0:11 ノーコンテスト(偶発的なサミング) UFC Fight Night: Dolidze vs. Imavov 2024年2月3日
ブライアン・バーバリーナ 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Aspinall vs. Tybura 2023年7月22日
× カイオ・ボハーリョ 5分3R終了 判定0-3 UFC 280: Oliveira vs. Makhachev 2022年10月22日
× ジェラルド・マーシャート 2R 1:49 リアネイキドチョーク UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze 2021年8月28日
アンドリュー・サンチェス 3R 2:59 TKO(スタンドパンチ連打) UFC 257: Poirier vs. McGregor 2 2021年1月24日
トレバー・スミス 3R 4:09 KO(右フック) UFC on ESPN 7: Overeem vs. Rozenstruik 2019年12月7日
アレッシオ・ディ・キリコ 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Hermansson vs. Cannonier 2019年9月28日
ヴェンデル・デ・オリベイラ・マルケス 2R 1:56 KO(パウンド) Oktagon 13 2019年7月27日
アルベルト・エミリアーノ・ペレイラ 1R 3:34 TKO(右フック→パウンド) Oktagon 12 2019年6月8日
タト・プリメーラ 2R 0:18 KO(右アッパー) Night of Warriors 15
【WASOヨーロピアンミドル級タイトルマッチ】
2019年4月6日
ディエゴ・ゴンザレス 5分3R終了 判定3-0 XFN 17 2019年3月16日
グジェゴシュ・シーウィー 3R 4:50 KO(右ストレート) XFN 15 2018年12月27日
デヤン・トパルスキー 1R 4:27 TKO(パウンド) XFN 12
【XFNミドル級タイトルマッチ】
2018年10月6日
デビッド・ラミレス 2R 0:30 TKO(パウンド) XFN 11: Back to the O2 Arena
【XFNミドル級タイトルマッチ】
2018年6月28日
エドヴァルド・デ・オリベイラ 2R 4:42 TKO(グラウンドの肘打ち連打) XFN 8: Vémola vs. Sloane 2018年3月3日
トマシュ・ペンツ 1R 4:20 TKO(グラウンドの肘打ち連打) XFN 6 2017年12月7日
ゾラン・ドッド 5分3R終了 判定3-0 XFN 3
【XFNミドル級暫定王座決定戦】
2017年6月25日
ショタ・ヴァザリア 3R 2:07 TKO(右フック→パウンド) Simply the Best 14 2017年4月18日
× デビッド・ラミレス 2R 1:19 TKO(鎖骨の負傷) XFN 2
【XFNインターコンチネンタルミドル級タイトルマッチ】
2016年12月18日
ダミアン・チャンゼル 1R 1:36 フォーアームチョーク Night of Warriors 10 2016年11月5日
ハファエル・シウバ 5分3R終了 判定3-0 XFN 1 2016年6月12日
トマシュ・クジェラ 5分3R終了 判定3-0 Night of Warriors 9
【WKNインターナショナルミドル級タイトルマッチ】
2016年3月19日
アンドレアス・バーゲルス 3R 3:35 TKO(パウンド) Caveam: Bitva Roku 2015
【Caveamナショナルミドル級タイトルマッチ】
2015年3月19日
× マイェイ・ロザンスキー 5分3R終了 判定0-3 Fighting Zone: Cage Time 1 2014年12月10日
イシュトヴァン・トス 1R 2:20 リアネイキドチョーク CMTA Pardál Gladiators Night Cage 3 2014年5月24日
クリストフ・クレパッチ 1R 3:48 TKO(パウンド) MMAA Aréna 3 2014年3月7日
× リビオ・ビクトリアノ 1R 3:40 三角絞め MMAA Aréna 2: Vémola vs. Kníže 2013年12月10日
ピーター・チャプコビッチ 2R 2:37 ギロチンチョーク Fight Explosion: Return Of Kings 2013年12月6日
× マイェイ・ロザンスキー 2R 0:45 ギロチンチョーク BA 3: The Rebirth 2013年5月11日
パボル・ランガー 1R 3:30 TKO(パウンド) CMTA Trutnovs Night Of Gladiators 2013年2月7日
× マルチン・クリストファーク 5分2R終了 判定1-2 MFC 5 2012年12月8日
クリストフ・スタインマン 1R終了 判定3-0 Cage XFC: International Lake Constance Cup 2 2012年10月20日
× カミル・チビンスキー 1R 1:57 腕ひしぎ十字固め MMAA Aréna 2012年9月30日
フランシスコ・シウバ 3R 1:05 TKO(右ストレート→パウンド) CMTA Pardál Gladiators Night Cage 2012年5月19日
パトリク・ジェヴィッキー 1R 0:26 TKO(パウンド) K1 Empress League: Round 2 2012年4月29日

獲得タイトル[編集]

  • XFNミドル級王座(2017年)
  • WKNインターナショナルミドル級王座(2016年)
  • Caveamナショナルミドル級王座(2015年)

表彰[編集]

  • UFCパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]