マスキングテープ
マスキングテープ(英語:masking tape)は、塗装やシーリング・コーキング等の際に作業箇所以外を汚さないために貼る、保護用の粘着テープ。
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[編集] 概要
マスキング(専門的には「養生」という)には「包み隠す」、「覆い隠す」などの意味があり、その意味の通り必要箇所以外を保護するために用いられる。 一般的には塗装やシーリング・コーキングに使用されるテープを指すが、プリント基板のめっき・エッチング、資材の識別・保護等にも使用されている。 またテープ基材の質感に着目して、装飾やラッピング・メモなどにも使われることがある。
[編集] 種類
マスキングテープは様々な、材質・粘着力・幅・色があり、使用用途によってそれらが使い分けられている。 基材には紙・ビニール、粘着材はゴム系・アクリル系のものが使われる。 メーカーによって異なるが、一般に水色はシーリング(コーキング)用、白は建物塗装用、黄色は溶剤と熱に強いことから自動車塗装用となっている。
ホームセンター等で入手できるものは、基材は和紙で粘着力が弱くのり残りの少ないものが一般的。
[編集] 歴史
マスキングテープは、3Mの従業員であったリチャード・ドリューによって発明された。 ドリューは、自動車塗装工たちが自動車に、糊や外科用の布テープで張ったブッチャーペーパーを剥がそうとしていたとき、自動車の塗装まで剥がされているのを見た。 その剥脱した部分を再度塗りなおすと、コストがかさむことを感じたドリューは、粘着力の低い接着力のテープの必要性を痛感し、研究を始めた。 試行錯誤をかさね、1925年にドリューはマスキングテープを世に送り出した。 ただしこのマスキングテープには伸縮性がなかったため、後にクレープ紙を使った伸縮性のある商品に改良された。
日本では、1918年に日進工業合資会社の芳川作次郎が紙絆創膏・紙テープの実用新案を登録、1938年に日本粘着テープ工業株式会社(現 寺岡製作所)が塗装用・火薬包装用として和紙製のマスキングテープの製造を開始した。 これ以降、世界で和紙製のマスキングテープが使われるようになった。
[編集] 主なメーカー
日本
- 住友スリーエム - アメリカ3M社のマスキングテープ等を輸入・製造販売しており、車両塗装用に強みを持つ
- 日東電工 - 建築塗装用に強みを持ち、建築塗装用マスキングテープ No.720が有名
- カモ井加工紙 - シーリング用に強みを持ち、装飾・ラッピング用のmtシリーズが有名
- ニチバン
- ニトムズ
- 積水化学工業
- 寺岡製作所
- リンレイ - 子会社のリンレイテープが製造
など
日本国外
など
[編集] 参考文献
- 主婦の友社 編 『マスキングテープの本』 主婦の友社、東京、2008年。ISBN 978-4-07-262088-5。
