ポリフィア
ポリフィア Polyphia | |
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2019年 | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 テキサス州プレイノ |
ジャンル | プログレッシブ・メタル、プログレッシブ・ロック |
活動期間 | 2010年 - |
レーベル | イコール・ヴィジョン・レコード |
公式サイト |
polyphia |
メンバー |
ポリフィア (Polyphia) は、2010年にテキサス州プレイノで結成されたインストゥルメンタル・プログレッシブ・メタルバンド。
日本では2016年に1stアルバムmuseと2ndアルバムのRENAISSANCEのアルバムが同時リリースされ、同年9月には初来日ライブも行っている[1]。
メンバーのティム・へンソンとスコット・ルペイジは、2019年に発売されたBABYMETALのアルバム『METAL GALAXY』に収録された楽曲「Brand New Day」において、ギターのフィーチャリングゲストとして参加した[2]。
来歴[編集]
2010年に結成。バンド名は「polyphony(ポリフォニー)」という複数の独立した声部からなる音楽を指す多声音楽に由来する[3]。
2013年にリリースされた2nd EP「Inspire」に収録された「Impassion」のギタープレイがYouTubeで注目を浴びバンド人気が拡大、Periphery、ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミー、オーガスト・バーンズ・レッドなどのプログレッシブ・メタルコアのアーティストとステージで共演する[4]。
2014年にリリースされた初のフルアルバム「Muse」で、ポップ、ファンク、EDMの要素を取り入れ始め、アルバムには数名のゲストギタリストが参加しており、バンドはこれがインスピレーションの源として挙げている[5]。 アルバムがBillboard Top100にチャートインしたことで、バンドはEqual Vision Recordsと契約し、2015年に再販された[6]。
2016年にリリースされた2枚目のスタジオアルバム「Renaissance」で、バンドはポップ、ヒップホップ、EDMの要素を融合させたスタイルを継続する[7]。
2018年10月12日、3枚目のスタジオアルバム「New Levels New Devils」をリリース。
2022年10月28日、4作目のスタジオアルバム「Remember That You Will Die」をリリース。フィーチャリングアーティストとして参加したスティーヴ・ヴァイとの収録曲「Ego Death」がシングルカットされ、Youtubeで公開されている[8]。同月、レコードセールスをサポートするための15日間のヨーロッパツアーが発表された[9]。
2023年11月24日、初のライブアルバム「Live at the Factory in Deep Ellum」をリリース。このアルバムには、2023年4月14日にテキサス州ダラスの音楽会場であるFactoryで行われた「Remember That You Will Die」ツアーの模様が収録されている[10]。
使用機材[編集]
ティム・ヘンソンは、アイバニーズとエンドース契約しており、これまでにTHBB10、TOD10N、およびTOD10の3種類のシグネチャーギターが製作されている。THBB10はローストメイプルネック、Gotoh製トレモロブリッジとロッキングマシンヘッド、専用設計されたDiMarzio製ピックアップ・NOTORIOUSが採用されている[11] [注 1]。TOD10Nはティムによって考案された「Tree of Death」と名付けられたインレイがフィンガーボードに施された、ナイロン弦エレクトリックギター[12]。TOD10はローストメイプルネック、TOD10Nと同様の「Tree of Death」のインレイ、Gotoh製トレモロブリッジとロッキングマシンヘッド、Fishman製のFluence Tim Henson Signatureハムバッキングピックアップが採用されている[13] 。また、ティムはNeural-DSPと協力して「Archetype:Tim Henson」というプラグイン・アンプをリリースしており、3種類のシミュレートされたアンプと、ティムのシグネチャーである「Multivoicer」アタッチメントが含まれている[14] 。
スコット・ルペイジもまた、2種類のアイバニーズシグネチャーギター、SLM10とKRYS10が製作されている。SLM10はローストメイプルネック、Gotoh製トレモロブリッジとロッキングマシンヘッド、ネックとミドルに「True Velvet」、ブリッジに「IGNO」のDiMarzio製ピックアップが採用されている[15][注 2]。KRYS10はローストメイプルネック、Gotoh製トレモロブリッジとロッキングマシンヘッド、Fishman製の Fluence Scott LePage Signatureハムバッキングピックアップが採用されている[16] 。
クレイ・ゴバーはアイバニーズのベースギターを使用しており、特にSRシリーズのベースを使用している[17]。
クレイ・アーシュリマンはTAMA Drumsのエンドーズド・アーティストで、Meinlシンバルをよく使用している[18] 。
ディスコグラフィー[編集]
スタジオアルバム[編集]
- muse (2014)
- RENAISSANCE (2016)
- New Levels New Devils (2018)
- Remember That You Will Die (2022)
ライブアルバム[編集]
- Live at the Factory in Deep Ellum (2023)
EP[編集]
- Resurrect(2011)
- Inspire (2013)
- The Most Hated (2017)
メンバー[編集]
現在のメンバー[編集]
- ティモシー・ヘンソン(Timothy Henson)- ギター(2010 - )通称ティム
- スコット・ルペイジ(Scott LePage)- ギター(2010 - )
- クレイ・ゴバー(Clay Gober)- ベース(2012 - )
- クレイ・アーシュリマン(Clay Aeschliman)- ドラム(2016 - )
過去のメンバー[編集]
- Brandon Burkhalter – ドラム(2010 - 2014、2015 - 2016)、ボーカル (2010 - 2011)
- Randy Methe – ドラム(2014 - 2015)
- Lane Duskin – ボーカル(2010 - 2012)
日本公演[編集]
- 2016年
- Polyphia 1st JAPAN LIVE[19] 初来日公演
- 2017年
- POLYPHIA with Special guest Jason Richardson featuring Luke Holland[20]
- 7月11日 OSAKA MUSE、12日 代官山 SPACE ODD、13日 澁谷 duo MUSIC EXCHANGE
- Special Guest - Jason Richardson featuring Luke Holland、Opening act - Li-sa-X
- 7月11日 OSAKA MUSE、12日 代官山 SPACE ODD、13日 澁谷 duo MUSIC EXCHANGE
- 2023年
Polyphia Japan 20236月20日 梅田TRAD、22日 Zepp DiverCity TokyoOpening act - Li-sa-X(20日)、Ichika Nito(22日)- 一部メンバーのビザに関する不測の事態により来日公演キャンセル[21]
関連項目[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “ギター・インストの新境地に臨むポリフィア(Polyphia)、通算3枚目となるフル・アルバム『New Levels New Devils』”. タワーレコード. 2019年5月26日閲覧。
- ^ 3rd アルバム『METAL GALAXY』収録内容詳細DEATH!! BABYMETAL公式サイト 2019年8月9日
- ^ “Polyphia – Artist of the Week Contest / Interview!”. The Circle Pit (2013年6月6日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Polyphia premiere "Aviator" music video featuring Chelsea Grin's Jason Richardson – exclusive”, Guitar World, (2015-04-27) 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Introducing Polyphia, Rising Stars of the Instrumental Guitar Scene”. guitarworld (2017年6月25日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Polyphia Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “The Story of Polyphia: The Genre-bending 4-piece Band”. The Metalverse (2023年3月29日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Polyphia Teams Steve Vai for Virtuosic New Track Ego Death”. (2022年9月29日) 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Polyphia announce 15-date UK and European tour”. Kerrang!. (2022年10月19日) 2024年2月13日閲覧。
- ^ Carter, Emily (2023年11月27日). “Listen to Polyphia's new Live at the Factory in Deep Ellum album”
- ^ “Tim Henson THBB10 Signature Model”. guitarlobby.com (2022年2月12日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Tim Henson TOD10N Signature Model”. ibanez.com (2022年10月28日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “TOD10 | TOD | ELECTRIC GUITARS | PRODUCTS”. Ibanez guitars. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Archetype:Tim Henson”. neuraldsp.com. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Scott LePage SLM10 Signature Model”. geargods.com (2019年6月21日). 2024年2月13日閲覧。
- ^ “KRYS10 | KRYS | ELECTRIC GUITARS | PRODUCTS”. Ibanez guitars. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Clay Gober gear”. equipboard.com. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “Clay Aeschliman gear”. equipboard.com. 2024年2月13日閲覧。
- ^ “超絶技巧ポリフィア、※初来日公演決定”. barks. 2024年2月15日閲覧。
- ^ “テクニカル・インスト・バンド POLYPHIA、7月にジャパン・ツアー決定! ゲストはJason Richardson(ex-CHELSEA GRIN)&Luke Holland(ex-THE WORD ALIVE)!”. 激ロック. 2024年2月15日閲覧。
- ^ “POLYPHIA、一部メンバーのビザに関する不測の事態により来日公演キャンセル”. 激ロック. 2024年2月15日閲覧。